せ |
【正定】 せいてい |
分類:数学 |
あるパレメータに対して、そのパラメータが 0 の時には 0 の値を取り、 0以外 の時には正の値を取る関数や行列の事。 ※〜行列 任意のm×1行列vに対して、m×mの同次行列M>が vTMv=0[v=0] vTMv>0[v≠0] 但し、"T"は行列の転置を表す。 を満たす時、Mを正定行列と呼ぶ。 ※準〜行列 正定行列の条件に対して、 vTMv=0[v=0] vTMv≧0[v≠0] を満たす時、Mを準正定行列と呼ぶ。 ※〜値関数 任意の変数xに対して、関数V(x)が V(x)=0[x=0] V(x)>0[x≠0] を満たす時、V(x)を正定値関数と呼ぶ。典型的な正定値関数として、V(x)=a x2(a:任意の正の実数)がある。 ※準〜値関数 任意の変数xに対して、関数V(x)が V(x)=0[x=0] V(x)≧0[x≠0] を満たす時、V(x)を準正定値関数と呼ぶ。 |
【青龍】 せいりゅう | |
分類:中国神話 | |
四神の一角を担う瑞獣で、青い鱗を持つ龍の姿を持つ。守護方位は東(後)で、五行において水に生じ、木に遊ぶとされる。また、木の精とも言われる。 青龍に関する逸話を一つ。昔、中国のある漁師が海辺まで山が突き出す所で鹿を待っていると、海に青龍と赤龍が現れて食い合いを始めた。その戦いで青龍は負け、逃げ出した。翌日もまた漁師はその戦いを目の辺りにし、その時もまた青龍は逃げ出した。三日目、同じように青龍が逃げ出そうとすると、漁師は赤龍を弓矢で撃って海に沈めた。すると青龍は海に潜り、暫くして玉を銜えて出てきた。青龍はそれを謝礼代わりにと渡して去って行った。その玉は打ち出の小槌よろしく財宝を吐き出し、漁師に富みを与えたと言う。この話は青龍の不甲斐なさと、赤龍の脆弱さを物語っている――ワケじゃないんで要注意。 |
|
関連用語: | ≪麒麟≫≪玄武≫≪黄龍≫≪朱雀≫≪白虎≫≪鳳凰≫ |
【セメンタイト】 せめんたいと | |
分類:材料 | |
炭素を溶解度以上に合金した鉄の化合物で、その化合物はFe3Cとなって析出する。これがセメンタイトで、その炭素量は6.67%Cである。極めて硬い化合物で、セメンタイト自身は鉄に全く固溶しない。 | |
関連用語: | ≪オーステナイト≫≪パーライト≫≪フェライト≫≪ベイナイト≫≪マルテンサイト≫≪レデブライト≫ |
【センサベーストナビゲーション】 せんさべーすとなびげーしょん | |
分類:ロボット工学 | |
![]() Sensor-Based Navigation(以下:SBN)。自律移動ロボットのナビゲーションシステムとしての広義的な分類の一つ。 SBNでは、一般的に移動ロボットには行動範囲内の情報が一切(or 部分的にしか)与えられておらず、それを外界センサ(ビジョンセンサや超音波センサなど)を用いて移動を繰り返しながら局所的に獲得し、目的とする地点(以下:goal)まで移動をさせるナビゲーションシステム。 モデルベーストナビゲーションとは異なり、自己位置・姿勢誤差が少々乗っても障害物を回避して移動する事が可能であるが、障害物回避を試行錯誤的に行う事が必然であり、goalに到達した時の移動経路が必ずしも最適解であるとは限らず、システムや障害物の配置によってはデッドロックに陥る可能性もある事が欠点である。 SBNでは、ロボットは以下の行動を必要に応じて繰り返してgoalへと移動する。「goalへ向かって移動」する "Move"。「障害物と衝突し(正確には衝突の直前)、"Move" から "Wall tracking"に移行」する "Collision"。「障害物に沿って移動」する "Wall tracking"。「障害物から離脱し、"Wall tracking" から "Move" に移行」する "Taking off"。この四動作である 古くはComに始まり、Class, Bug, Alg, Pledge, Robust, Geo, Curvなどの古典的障害物回避SBNが知られている。近年では、更に進んだ研究も数多くなされています。 因みに私は大学院では、障害物回避では無く地形要素センシングを用いた、ロボットにとっての走行難易度の観点から見た経路生成を行なうSBNの研究を行なっていました。 |
|
関連用語: | ≪モデルベーストナビゲーション≫≪Com≫≪Bug≫ |
【潜熱】 せんねつ | |
分類:熱力学 | |
latent heat。加熱しても温度が上昇しない状態での変化熱量。H2Oの場合、0℃と100℃での温度状態における変化熱量で、固体⇔液体⇔気体間の状態変化に用いられる熱量。 | |
関連用語: | ≪顕熱≫ |