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【バハムート】 ばはむーと
分類:聖書
 。元々はアラビア読みでのビヒモスの事であったが、リヴァイアサンと混合して伝わったらしく、別の生き物としての生を受け、現在に至る。恐らく、ビヒモスもリヴァイアサンも「神が創った獣」であり「河馬に似た偉容(その姿については共に諸説あるが)」を持ち「終末の頃に神に屠殺されて生き残った人々に振る舞われる」とされ「強大な力を持つ獣」であると、あまりにも重なる事項が多かったせいで起こった混合ではなかろうか?
 二つの伝承がゴッチャになった割にはバハムートととしての記録も残っており、バハムートは「世界を支える魚」とされている。『アラビアンナイト』第496夜での語り曰く、その恐ろしいまでの巨大は七つの海をその鼻腔に乗せてしまえる程であり、頭部は牡牛に似ていたとされる。イサ(キリスト教のイエス・キリスト)がその怪魚を目の前にした時には泳ぐ速さがあまりにも速かったせいで目を回してしまったとあるが、それでもバハムートの頭部が目の前を通過するまでに三日掛かったと言われている。
 某大作RPGのように、核爆発レベルのブレスを吐いたりしませんので悪しからず。余談だが、七つの海を鼻腔に乗せられる程巨大な生き物が、七つの海に住み付けるものなのだろうか?(←それは言っちゃァいけない。もしかしたら、ここでない何処かに住んでいる怪異の生命かも知れないし……)
関連用語: ビヒモス≫≪リヴァイアサン

【パーライト】 ぱーらいと
分類:材料
 Pearlite。オーステナイト領域から徐冷する事によって得られる炭素鋼の組織。フェライトとセメンタイトの混合組織。名前の由来は、組織の色彩が真珠に似ているから。
関連用語: オーステナイト≫≪セメンタイト≫≪フェライト≫≪ベイナイト≫≪マルテンサイト≫≪レデブライト

【ハティ】 はてぃ
分類:北欧神話
 Hati。その名には憎む者破壊する者の意味がある。
 巨人族の末裔であり、天空で月を追い掛け回す狼。ハティによって月が飲み込まれる時に、月蝕が起こるとされている。
 ハティは、狼の中では最強の者と言われている。

【バルドル】 ばるどる
分類:北欧神話
 Baldr。北欧の神々の中で最も優れていた神で、オージンとフリッグの息子。その名には栄光の意味がある。名前負けする事無い程美しい容貌を持ちながら、その姿をまともに見る事も出来ない程目映い光で包まれている。彼は不浄と災い無き館「ブレイザブリク(Breizablik広がる輝き)」に住み、最大の神船「フリングホルニ(Hringhorni輪のような角)」を所有していた。
 彼はたった一つの欠点を除くと全てにおいて他の神よりも優れていました。そのたった一つの欠点と言うのが「裁きに不変性が無かった」事だったのですが、これはナンナとの間にもうけた息子のフォルセティが補ってくれていましたから、取り立てる程の欠点でもなかったようです。
 彼の死(詳細はミストルテインを参照)によって、神々は滅びへの道筋を辿って行く事になるの……。
関連用語: オージン≫≪ナンナ≫≪フォルセティ≫≪フリッグ≫≪ミストルテイン

【反磁性】 はんじせい
分類:電磁気学
 磁界と逆向きに磁化する性質の事。磁界内の電子の歳差運動により磁気モーメントが誘起される現象(ラーモアの歳差運動)によるもので、原子核の周りを周回運動している電子に磁界が作用すると、電磁誘導により磁束を弱めるように運動状態を変える事による。閉殻だけを持つ原子から成る磁性体は全て反磁性を示す。
関連用語: 歳差運動≫≪磁気モーメント≫≪電磁誘導


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