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【ミズガルズ】 みずがるず | |
分類:北欧神話 | |
Midsgardsr。囲いの内側とか、もっと端的に大地とか呼ばれる地で、現在、我々人間が住む世界の事です。 北欧の世界は、「イミル(Ymir/両性具有者)」の死によって、その屍肉と血潮でギンヌンガガプが埋め尽くされて出来上がったとされている。そのイミルの屍体の胴体から大地が生まれ、その大地の中央にアスガルズが、そのアスガルズを取り囲むようにしてミズガルズが存在し、更にその外側にはウートガルズが存在する、三つの区域から成り立っている(更には、海とか天空とかありますが、そこらへんは端折ります)。 ミズガルズとアスガルズは虹の掛け橋ビフロストで結ばれていますが、ウートガルズとミズガルズは、イミルの睫毛によって囲われ、化物や巨人が入ってこれないようになっています。 |
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関連用語: | ≪アースガルズ≫≪ウートガルズ≫≪ビフロスト≫ |
【ミストルテイン】 みすとるていん | |
分類:北欧神話 | |
Mystletainn。北欧神話に伝わるヤドリギの剣で、バルドルの命を奪った。 その経緯について少し語らせて頂こう。それはラグナロク直前の悲劇。 バルドルはある日、自分の死を予言する夢を見た。それを聞いた母フリッグは、世のあらゆる物質に対して、息子バルドルを傷付けぬようにと言う契約を交わさせる。しかし全てに対してその契約を取り付けたつもりでいたフリッグだが、誓いを果たさせるには若すぎる、アスガルズ(Asgarzr/神の国)の端に生える若いヤドリギにだけには、その誓いを立てさせなかった。それは或いは、その若さ故にバルドルを傷付ける事など不可能であると言う過信から来た抜け目だったのかも知れない。どちらにせよこの誓いによって不死身となったバルドルに対して、神々はバルドルに武器を投げ掛ける事で彼の偉大さを改めて身に感じ、一層の敬意を払った(て言うか、敬意を払うんなら武器を投げ掛けるなよな……いや、一人言です)。しかし、バルドルの弟・盲目のホズ(Hodr/戦)だけは、その宴には参加せずにいた。そこに現れるのが文字通り罰当たりなロキ。彼はホズに持ち掛けた。 「どうしたホズ。何してるんだい?」 「私は目が見えない。だから、兄者に対して武器を投げ掛ける事が出来ないのだ」 「成る程。じゃァ、僕が君の目になってあげよう。ほら、このヤドリギを投げ掛けてごらんよ」 こうして放たれたのが、ロキによって連れて来られた若きヤドリギ、ミストルテインだ。ミストルテインは過(あやま)たずバルドルの胸を貫き……。 結局は、バルドルは運命からは逃れられなかった。そしてこの事件は、ラグナロクへのほんの序曲にも過ぎないのであった……。 |
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関連用語: | ≪バルドル≫≪フリッグ≫≪ラグナロク≫≪ロキ≫ |
【ミドルウェア】 みどるうぇあ |
分類:コンピューター |
Middle ware。ソフトウェアとソフトウェアを繋ぐ為のソフトウェア。例えば人間社会においては、日本語しか理解していないAさんとフランス語しか理解していないBさんがいた場合、二人がコミュニケーションを取ろうと思えば両言語を理解しているCさんが仲立ちに入ってくれなければそれは成り立たない。この場合のミドルウェアとはCさんに当たる。 コンピュータ世界の場合、機能や対応プラットフォームが異なるソフトウェア・アプリケーションには、このミドルウェアが必要になる。 |
【ミョッルニル】 みょっるにる | |
分類:北欧神話 | |
Mjollnir。ソールの宝物。砕くと言う意味を持つ鎚。 ロキが「ブロック(Brokkr/仲買人)」と「エイトリ(Eitri/毒)」と言う二人のドヴェルグ小人を口車に乗せて作らせた宝物の一つで、恐ろしく硬くそして重い頭部と、トネリコの木で出来た柄を持ち、遠くへ投げても必ず命中して手元に戻ってくると言う力を持っていた。巨大なその鎚は、使用する時意外は小さくなってポケットに入ると言う便利な一面も持つ。 ミョッルニルは戦闘に使うだけではなく、男性の性器を表わすともされ、結婚する女性を祝福する時にも使われた。また、ソールが飼っている山羊達の骨と皮を清める事で、屠殺された山羊達を生き返らせる事もできたようだ(これは、ソールが飼っている山羊達に対してのみ有効なのか、それとも全ての獣or生き物に対して有効なのかは調査中)。 付属品として鉄で出来た手袋があり、これを付けてミョッルニルを持つと、ミョッルニルを落としたり、重さに負けて持ち上がらない事がないと言う力を持っていた。 バルドルの死後、火葬の炎の中に捧げられた。 |
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関連用語: | ≪グッリンブルスティ≫≪ソール≫≪ドラウプニル≫≪バルドル≫≪ロキ≫ |