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【ラグナロク】 らぐなろく | |
分類:北欧神話 | |
Ragnarok。神々の黄昏と呼ばれる、北欧の終末伝承。これには二つの説があり、一つは単純に神々の滅び。もう一つはより地位の高い神々との世代交代。どちらが真実かは、当然知るすべは無い。 ラグナロクが訪れる前に兆しがあり、三夏の間日は隠れ、三冬の間寒さは厳しくなり、人間は互いに互いを傷付け合うようになります。そして次に「フィンブルヴェトル(Finbulvetr/大いなる冬)」と呼ばれる夏無き三冬のが訪れ、天変地異で世界を満たします。 その後、「ヨトゥンヘイム(Jotunnheim/巨人の国)」・アーズガルズ・「ニヴルヘイム(Niflheim/冥府の国)」でそれぞれ一羽ずつの雄鶏がラグナロクの始まりを告げます。この鳴き声はもしかしたら目覚めの咆哮なのかもしれません。冥界の魔犬ガルムの。地底の封狼フェンリルの。世界蛇ヨルムンガンドの。そして、復讐に燃えるロキの……。 ラグナロクの終焉は、スルトとフレイの一騎打ちの決着を持って迎え、勝利した巨人スルトが、手にした炎の魔剣を振るい、全てを焼き尽くす事となる。あとは、ニーズホッグとフレースヴェルグが、死者の魂を奪い合い、貪り尽くすだけの世界が待っているだけだ。 そして、神々の時代に黄昏が過ぎ去る事となる。 因みに、「ラグナレック(Ragnarekkr)」となると「神々の暗闇」の意味になるので注意。 |
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関連用語: | ≪アースガルズ≫≪ガルム≫≪スルト≫≪ニーズホッグ≫≪フェンリル≫≪フレイ≫≪フレースヴェルグ≫≪ヨルムンガンド≫≪ロキ≫ |
【ラプラス変換】 らぷらすへんかん |
分類:制御工学 |
自由振動・強制振動を含む各種状態方程式を解く為の手法として用いられる次元変換法。 ラプラス変換を用いない方法は、(1)運動方程式の一般解を求め、(2)それに含まれる積分定数を系の初期条件を満足する様に求めると言う物で、この(2)の手順は、熟練を有する上に、煩雑である可能性も高い。このニ段階の操作を避け、運動方程式を解く過程において生じる「初期条件を考察した上で積分定数を求める」と言う手順を無くして、問題を機械的に解こうとする手法。 この方法を用いれば、各種微分方程式が、微分・積分の知識が無くても、ラプラス変換の基礎的な法則と、先人達によって用意されたラプラス変換の一覧表を用いる事で容易に求める事が出来る。 尚、ここでは便宜上分類を制御工学に置いたが、一般力学、熱力学、単純数学など、幅広い力学・数学分野にて応用されている。 |