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【シヴ】 しぶ
分類:北欧神話
 Sif。ソールの正妻で、その名には婚姻の意味があった。
 彼女の自慢は女神の中で最も美しい言われる金髪だったが、悪戯者のロキによって剃り落とされてしまう。結局、彼女の夫ソールの剣幕を恐れたロキは、イーヴァルディの息子達と言うドヴェルグ小人に頼んで彼女の金髪を造ってもらうから許してくれと許しを乞うて丸く治まった。
関連用語: ソール≫≪ロキ

【磁気モーメント】 じきもーめんと
分類:電磁気学
 磁気双極子の双極モーメントの事で、その磁荷(磁極の強さ:単位はクーロンC)がm−mの二つの磁極が距離 l を隔てて対立してい時、大きさがmlで負極から正極に向かう方向を持ったベクトルを磁気モーメントと呼ぶ。磁気能率とも言う。
関連用語: 双極子

【シャールヴィ】 しゃーるび
分類:北欧神話
 Jalfi。ソールの召使の人間であり、ロスクヴァの兄。その名には罠なる者の意味がある。
 ソールがウートガルザ=ロキの砦を目指している最中、人間の農民の家で一夜の宿を借りました。その農民夫婦の息子が、シャールヴィです。
 ソールは一夜の宿に恩義を感じ、自分の山羊を屠って親子と共に晩餐を共にします。翌朝、ミョッルニルを使って山羊達を生き返らせると、一匹だけうまく歩けない山羊が居ました。これに気付いたソールは「山羊の骨を粗末にした奴がいるな?!」と大激怒。実はこの時、シャールヴィは悪戯者ロキに唆されて、山羊の骨を割って、その髄までをしゃぶってしまてちたのです。
 農民夫婦は泣いて謝り、全財産を差し出すからシャールヴィを助けてやってくれ、と懇願します。そうもされると流石のソールも哀れになり、農民夫婦の息子達、即ちシャールヴィとその妹のロスクヴァをソールの召使とする事で話を収める事になります。
 この後シャールヴィは、ウートガルザ=ロキの砦で「一芸を披露できない者を持て成す事はできない」と言われ、ソールの従者として得意の駆け足勝負を申し込みます――まぁ、この時は大した活躍も無く、敗北してしまいますが(詳細はフギの項目をご参照下さい)。
 また、彼はソールが巨人王「ゲルレイズ(Gerrothr槍なる者)」殺しに出かける際にも同行し、ソールが危うく圧殺される所で女巨人「グリーズ(Grithr)/安らぎ」の杖を放り投げ、ソールを助けると言う大役を果たしもしました。
関連用語: ウートガルザ=ロキ≫≪ソール≫≪フギ≫≪ミョッルニル≫≪ロキ≫≪ロスクヴァ

【シュレディンガーの方程式】 しゅれでぃんがーのほうていしき
分類:量子力学
 Schrodeinger equation。単に波動方程式とも呼ぶ。シュレディンガーによって発見された自然法則で、物質波に対して導いた。シュレディンガーがこの方程式を提案した後に実験によって確かめられた。この方程式の発見により、原子の中における電子の運動エネルギー状態を説明できるようになった(らしいが俺にはチンプンカンプンだ。今こうして説明を加える為資料を読んでもなめんなよ固羅としか思わない)。
 波動関数をψ、プランク定数を h(=1.05457266*10-34J・sec(一般的には、hにアッパーバーをつけた形で表わされるが、テキストではその記号を表わせない)、時間を t、力のポテンシャルをV(r)、質量を m、虚数単位を iと置く時、その式は
{h2
―――
2m
(2
―――
∂x
2
―――
∂y
2
―――
∂z
)ψ+V(r)}=ih∂ψ
―――
∂t

で表わされる。やっぱり訳が解からん。こんな状態でよくもまァ、量子力学の単位を取れたものだ……。

【シルフ】 しるふ
分類:錬金術
 Shylph。その名はラテン語の「Sylva(森、樹木)」とギリシャ語の「Nymphe(妖精)」の合成語だと言われる。「シルヴェストル(Sylvestre森の人)」と言う別名を持つ。
 透き通った美女の姿をしており、貞淑な女の死後の姿とする説もあり、女性名詞としての名前「シルフィードSylphid)」の名で呼ばれる事もしばしば見受けられた。
 しかし、16世紀に錬金術師パラケルススによって与えられた「風の精霊」としての存在が最も一般的だろう。現代和製ファンタジーに登場する「風の下位精霊」シルフの姿は、この錬金術の中で語れる四大精霊の一としてのシルフが殆どだ。
関連用語: ウンディーネ≫≪サラマンダー≫≪ノーム


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