基本設定
NAME フィグ
TRIBE 人間ヒューマン人間ヒューマン種族
CLASS 剣士ソード・マスター剣闘士ソード・グラデュエイター
SEX
AGE 23歳(誕生日は、日本の暦で言うと02/28に当たる 現地の暦では「更衣さらぎぬの月」に当たる)
外観: イラストを見る(但し、モノクロの下手糞な絵です)

居住世界設定
 彼の住む世界は、『幻想冒険談』の世界。似たような世界でもパラレルワールドでも無く、その世界の住民です。ですから、詳細はそちらを参照して下さい。

性格設定等
 黒髪黒目の好青年。所有の剣は、古惚けて刃毀れも目立つ長剣ロング・ソードと、手入れの行き届いた蛮剣バスタード・ソード(共に無銘の量産品)。防具は板金胸当てブレスト・プレートと揃いの腕甲アーム・ガード脚甲レッグ・ガード
 傭兵都市『タスクレイズ』で働くファレルに一目惚れ。何度となくそれとなくアタックを掛けるも、ファレルからは「出来の悪い弟」程度にしか認識されていない。
 基本的に人懐っこい好青年だが、酒を飲み、限界リミットを超えると豹変する。別に、暴力的になるとかそう言うワケでは無いが、何と言うか「箍が外れた」状態になる。その為、ファレルからは酒の限界リミットを超えないように常日頃から窘められているのだが――酒好きで、そこらへんだけはどうしても止まらない。しかも、酔いが醒めた後で、酔っている最中の記憶が無いから性質タチが悪い。今までに、何度と無くファレルから酔い覚ましのドロップキックを食らわされ続けている。
 また、コリーとは仲は悪い。リンの事は可愛い妹との認識が強く仲が良いが、ファレルとの仲の話になると、大人気無く泣かせてしまう事もしばしば。

生い立ち
 生まれは人口50人にも満たない小さな農村。幼い頃から当たり前のように農作業の手伝いを続け、漠然と――しかし疑いなく――「これから死ぬまで、ずっとこの村で農民ファーマーとして生きていくのだろうな」と思っていた。しかし、18の誕生日、両親と村人達の反対を押し切って、彼は村を出た。以下に、その経緯を簡単に述べよう。
 12歳になったある日、フィグは家の納屋の奥からで錆の浮いた長剣ロング・ソードを偶然見付けた。両親の話によると、問題の剣は彼がまだ生まれる前にこの村に立ち寄った元冒険者が「もう自分は使わないから」と、宿代代わりに置いて行った物らしい。剣自体に大した価値もなく、農民である両親に使う必要も無く、いつの頃にか、納屋の奥で埃と錆を被ってしまっていたのだ。
 別に、当初は深い意味があったワケでは無い。少年にとっては充分に重い剣を無目的に振り回し、腕力を付けようと思っただけだった。しかし、重たい剣を振り回し、農作業の合間を縫って剣の錆を落とし、拙いなりに刃を研磨していく中で、生まれた想いがあった。
   「この剣一本で、身を立てたい」
 その想いが確固たる形となったのは、16歳の頃、17歳になる直前。村を、小鬼ゴブリンの群れが襲った。その数は20匹と決して多くは無い――数だけなら、村人の方が多いくらいだ――。しかし、村には日がな一日鍬を振るう力自慢はいても、生死を賭けた闘いに長けた男衆など一人も居ない。女・子供を逃がす為に、へっぴり腰で小鬼ゴブリンに立ち向かい、無駄に血を流すのが精一杯だった。
 その中に、フィグは立ち向かった。刃が毀れた、古臭い長剣ロング・ソードを携えて。
 結果は、散々だ。脇腹に短刀の一撃を食らい、三日間生死の間を彷徨う傷を負った。しかし、古惚けた剣で5匹の小鬼ゴブリンを葬り、弱腰になった小鬼ゴブリン共は情けない悲鳴を上げて逃げ出した――彼の拙い剣が、小鬼ゴブリンの群れを追い払ったのだ。
 その後、彼は「もっと強くなりたい。守りたい者を、物を守れるくらい強くなりたい」と思うようになった。
 彼は18の誕生日に、父親と大喧嘩の末、村を出た。この剣一本で身を立てるため、この剣一本で守りたい者を――村を、両親を――守れるようになるために……。
 彼は村から最も近い町でなけなしの金を支払って蛮剣バスタード・ソードを新調、その後20ハタチの頃に、噂に名高い傭兵都市『タスクレイズ』の闘技場コロッセウムに辿り着いたのだった。

備考
 傭兵都市『タスクレイズ』で、闘技場参加の剣闘士ソード・グラデュエイターとして腕試しする傍ら、剣士ソード・マスターとして冒険者アドベンチャラー家業を続ける青年。
 剣の腕は中の上と言ったくらい。今なら20匹程度の小鬼ゴブリンなら、油断さえなければ対等以上に渡り合える実力を有する強者。しかしその割りに闘技場コロッセウムでの戦績が今一(2610151分)なのは、単純に籤運が悪いから。勝ち抜きトーナメント形式の大会に参加すれば必ず初戦敗退するのは、対戦相手が大会優勝者だから。非選手権試合ノンタイトルマッチで大会初参加の無銘の選手に敗退するのは、相手が百戦錬磨の猛者だったから――まぁ、籤運が悪かろうとなんだろうと、「弱いから負ける」と言う公式に、何の間違いも無いのだが――。
 闘技場コロッセウムへの参加は、本来なら一度きりの記念参加のつもりだったのだが、そのたった一度以降、頻繁に参加するようになる。理由は、闘技場コロッセウム受付嬢を勤めていたファレルに一目惚れしたから。初めの数回はただの「参加者⇔受付嬢」の間柄でしかなかったが、ある日の冒険行に偶然同席する事があり、以来友人関係を築いている。勿論、フィグとしては恋人関係に進展したいところだが、どうもファレルには「出来の悪い弟」程度の認識しか持たれていないようで、進展は無い。ファレル自身、フィグの気持ちに気付いてなくも無いが、ファレルはフィグの気持ちを「妖精フェアリーに憧れる少年の憧憬」程度にしか受け取っていないのも、原因の一旦かと思われる。
 恋敵(?)のコリーとは仲が悪い。リンとの仲は良いのだが、ファレルの事が云々となると、泣かせてしまう大人気なさもある。
 因みにファレルファミリー(?)の力関係(戦闘力)は以下のようになっている。
    ファレル>リン>>フィグ>>コリー≒リヴ
 な、情けないぞ、フィグ……。

後付け(日記の中でテキトーに付け加えられた設定の覚書)
2005/03/07
花粉症にはまだ罹っていない。向こう側(ファンタジー世界)では、花粉症を誘発するほど花粉が蔓延していないかららしい。

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