幻想冒険談
物語
中世ヨーロッパを舞台ベースにした、剣と魔法の飛び交う正統ファンタジー。そこでは「冒険者」と呼ばれる根無し草達がおり、彼らは時に蔑まれ、時には頼られながら生きていた。
物語の主人公達は、そんな冒険者の一員。復活する魔王を倒すべく、彼らは旅立つのだった……
世界設定
上記の通り、剣と魔法が飛び交う世界。そこに住む人は、人間だけではなく亜人や妖精。魔物と呼ばれる類の生き物達にも妖魔、魔族、ドラゴン、精霊、巨人。いわゆるファンタジー世界をそのまま踏襲した王道ファンタジー。
個人的に「気に入った」と思ったのが、魔法体系。別段変わった設定していたわけじゃないんです。ただ、ひたすら無駄に頑張っただけです(笑)。どんなモンかと言うと……
まず、魔法には大別して三系統ある。普及率が最も高く魔力を引き出す源が異なるだけで使用可能呪文(に差異の無い「九大魔法()」。それ以外の現存する「他門魔法(」。伝承に残るだけでその存在の確認されていない「遺失魔法(」。
ナインズ・ルーンは更にそこから九つに細分化される。
第9位:黒魔術()
最も基本となる魔術。術者のマナをスペルの源とする。
スペルの行使には両手を用いた「呪印」が必要。
使用者は特に「呪術師()」と呼ばれる。
第8位:物質魔術()
術者以外の無生物に宿るマナをスペルの源とする。
スペルの行使には物体の「存在」が必要。
使用者は特に「元素術者()」と呼ばれる。
第7位:神聖魔術()
世界を見守ると言われる神の奇跡の一部を借り受け、そのマナをスペルの源とする。
スペルの行使には神への「信仰」が必要。
使用者は特に「神官()」と呼ばれる。
第6位:精霊魔術()
精霊界に住む精霊達を召喚し、そのマナをスペルの源とする。
スペルの行使には精霊界へと続く「門」が必要。
使用者は特に「精霊役者()」と呼ばれる。
第5位:暗黒魔術()
異界の魔族を使役し、そのマナを搾取する事でスペルの源とする。
スペルの行使には魔族自身の「隷属」が必要。
使用者は特に「黒法師()」と呼ばれる。
第4位:符呪魔術()
スペルを呪紋として塗り込める事でマナを精錬し、それをスペルの源とする。
スペルの行使には使用したいスペルを封じたの「呪符」が必要。
使用者は特に「符術師()」と呼ばれる。
第3位:契約魔術()
古代獣と呼ばれる存在との契約それ自体をマナの源とする。
スペルの行使には古代獣の力を制御するの「魔力法陣」生成が必要。
使用者は特に「契約者()」と呼ばれる。
第2位:古代魔術()
古代神と呼ばれるより高位なる存在との契約それ自体をマナの源とする。
スペルの行使には古代神の力の流出を防ぐ「立体型多重魔方陣」生成が必要。
使用者は特に「魔道師()」と呼ばれる。
第1位:真言魔術()
醇化されたマナを純化する事で、最も純粋なる力「アース・メギン」を生成し、それを再度マナに再醇化して源とする。
スペルの行使には魔力により織り成された文字法帯「呪印法帯」生成が必要。
使用者は特に「真呪法師()」と呼ばれる。
但し、この世界でのマナとは、純粋なる力ではなく「火」のマナ、「水」マナ、「雷」のマナ、「氷」のマナや、それ以外にも「植物」のマナ、「力」のマナ、「精神」のマナなどがある。また、術者自身に内在するマナも種族ごとに決まっており、人間だったら「力」のマナ、妖精族ならそれぞれが妖精界から溢れるマナ(例えば、エルフなら「植物」、ドワーフなら「土」と言ったように)が内在している。
続いてアザー・ルーン。これは、上記以外の魔術。その多くはスペル行使に呪文を必要とせず、「魔術」と言うよりも「特殊能力」に近い。
例えば、
◎気功魔術()
いわゆる「気」。使うと肉体的に非常に疲れる。一流の戦士は、多かれ少なかれこの魔術を用いている。当人達にとっては「戦闘術の一つ」であって、「魔術」ではないらしい。逆に、肉体的能力に劣る魔法使いでこれを顕著に扱える者は皆無。魔術師としての呼び名は「気功術師()」だが、一般的には「気功師」で通っている。
◎竜語魔術()
体内に宿る竜族の力を引き出す魔術。人の肉のを「竜鱗」で覆ったり、ブレスを吐いたりと言った、どちらかと言うと身体能力に近い。
◎死霊魔術()
死者を操る禁忌の魔術。
等など。ここらへんはあまり詳しく設定しなかった。
最後にロスト・ルーン。これは何にも考えてなかった単なる裏設定。敢えて言うなら、神の自身の用いた「奇跡」など。
なんだか書いてて恥ずかしくなるような設定だったが、これは物凄く気に入った設定だった。でも……今見ると情けないなァ、これ。助け舟を出す事も出来ないくらい独り善がりだな。はっはっはっは(乾いた笑い)。
設定秘話
俺が生涯において初めて「書こう」と思った作品。プロトタイプはそれこそ、DQを筆頭にする勧善懲悪の物語だったが、紆余曲折の末、随分と変わったなァと物思いに耽る。冒険者達が魔王を倒すと言うコンセプトは変わらなかったが、「正義」の為に「悪」と討つと言う性格のものではなくなっていた。
今にして思うと、これのコンセプトを練っていたのが高校一年のころだから……14年前?(2006/06/18現在) その頃にちょっと書いた文章を鮮明に覚えているのだが……うわ!恥ずい!洒落抜きで赤面しました(笑)。文章構成だけでなく、物語構成も素人丸出し。だって、脈絡無く魔王の手下がパーティー襲ってんだよ?!なぁに考えてたんだ?当時の俺は?!
あの頃に比べると、そりゃァまだまだ未熟ですが、それでも随分と成長したもんだと自画自賛。ちなみに初期設定ではパーティー構成は人間の剣士「スヲルド=マステル」、その妹のハーフエルフ「ミリア=マステル」、エルフの精霊使い「シェール=シルフィード」、ドワーフの重戦士「ガドール」だったが、知らぬ間に最終設定まで変更された。残ってるのは、スヲルド(但し、クラスは「魔法戦士」になった)とミリア(名前が「ランス」に変わり、しかも裏設定になった(笑))だけと言うのが笑える。
尚、同じ世界を舞台にした短編小説「Quartette」を作成しました。当HPでは未公開ですが。
キャラクター
見方は、
キャラクターのフルネーム(キャラクターのニックネーム)
性別:♂♀?両性具有とか無性とかは無い。多分
種族:種族。
年齢:年齢(種族の平均寿命)
クラス:いわゆる「職業」。どっかで基準が決まっているわけではなく、完全に自称。
レベル:冒険者としての腕前。以下にその称と実力の程度を記す(但し、戦士をその基準に取る)
ロウ:駆け出し。俗にトーシローとも言う。一般人に毛が生えた程度の実力者。
ミドル:漸く一人前。タイマン勝負ならそうそうイモ引く事が無い。
ハイ:結構強い。三人四人程度なら相手取るに不足は無い。
スペリアー:一つの騎士団を束ねられるくらいの実力を有する。
マスター:中国の騎士団の一つくらいなら互角に渡り合える。
アーク:一人で小国の軍隊を相手取って不足しない。
ロード:その力は一騎当千。ドラゴンとタイマン張れる。
アルデリー:ドラゴンの群れの中に放り込まれても全滅させ得る可能性を秘める。化け物。
冒険者の大半は、ハイレベルくらいまでの実力者。それ以降になると一つの町でも
充分以上の有名人であり、殆どは引退して宮仕えなどの高い身分の職に就く事が多い。
つまり、この作中の登場人物は呆れるくらいの実力者が揃っている、と言う事である。
これだけの階層に別けられているワリにスペリアーレベル以降の実力者の存在が
稀なのは永遠の謎です。気にしちゃ負け。(当時何も考えていなかっただけだが……)
エスヲアル=D=マステル (ソール)
性別:男
種族:真人()
年齢:23歳(50歳)
クラス:魔法剣士()
レベル:ロード
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ファミュラ=スィルクート (ファーユ)
性別:女
種族:有翼人()
年齢:17歳(50歳)
クラス:時空魔術師()
レベル:マスター
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ランディ=クロワット (ラック)
性別:男
種族:樹妖精()
年齢:140歳(1000歳)
クラス:呪符魔術師()
レベル:マスター
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リルティウェナルート=クライラ=ストルフォリオルム (リルナ)
性別:女
種族:小妖精()
年齢:230歳(1500歳)
クラス:魔道女師()
レベル:マスター
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ジィク=ライトスター
性別:男
種族:天界人()
年齢:25歳(70歳)
クラス:暗黒剣士()
レベル:ロード
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シェール=シルフィード
性別:女
種族:水妖精()
年齢:22歳(80歳)
クラス:聖騎士()
レベル:アーク
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ヒジュラ
性別:男
種族:風妖精()
年齢:17歳(40歳)
クラス:忍者()
レベル:アーク
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