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【建速素盞鳴尊神】 たけはやすさのおのみことのかみ
分類:日本神話
 日本神話においてその知名度の程が極めて高い神で、禊祓みそぎはらえの際にお生まれになった三貴神の一人。
 須佐之男とも書き、伊邪那岐神からは「御身は海原を治めよ」と命じられた。
 豊穣を司る農業の神・疫神(除疫の神様の意味であって、疫病神ではない)としての一面を持つ反面で、冥府の神であり荒神でもあると言う一面も持つ、多面性の強い神。
 いくつかのエピソードがあるが、それらに関しては天叢雲剣・月読神・八尺瓊勾玉を参照にして欲しい。
 奇稲田姫くしなだひめとの結婚生活の為に出雲の須賀に新しい宮殿を立てた時には
♪  八雲立つ    出雲八重垣   妻ごみに
   八重垣作る   その八重垣を
 と謳った詩人的な一面も持っていた。
補注)上記の詩は、二人の新居とそこに住まう人々の幸福を歌ったもので、元々は民間伝承であったと言われる。
関連用語: 天照大御神≫≪天叢雲剣≫≪伊邪那岐神≫≪月読神≫≪八尺瓊勾玉

【ダハーカ竜】 だはーかりゅう
分類:ペルシャ神話
 。ゾロアスター教における暗黒神アンラ・マンユに仕える"大魔"の軍団に属する魔竜。アンラ・マンユと共にアフラ・マズダ率いる天使軍団を苦しめた。
 3つの頭、3つの口、6つの目、1000に及ぶ魔術能力を持ったダハーカ竜は、アンラ・マンユの息子とさえ称される。体内には無数の蜥蜴や蠍を含む害虫が詰み込まれており、ダハーカ竜を引き裂くと地上はこれらの害虫で充満すると言われるほどだ。英雄神ラエータナオが果敢にダハーカ竜に立ち挑んだが、棍棒で撲っても死なず、心臓を打ち据えても殺せず、剣で切り裂こうにも体内の害虫が地上に外なすのを恐れ、結局、ダハーカ竜は山中に幽閉されるに留まった。貪欲を象徴するこの魔竜は、世界を手に入れようと支配の象徴である "光輪タワルナフ" を奪取しようと、アフラ・マズダの息子であるアータルと抗争を続けていた。


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