基本設定
名前:アルム=ア=ローゼル
種族:忌み子(Loathsome
性別:女
年齢:24
所持品:魔銃『Re-anti Contrary
外観:イラストを見る(但し、モノクロの下手糞な絵です)


居住世界設定
 この世界には二種類の人間が住んでいる。一つは鳩に似た純白の羽根を持つ、「聖術」の恩恵受ける『白翼の一族』。一つは蝙蝠に似た漆黒の羽根を持つ、「科学」の恩恵受ける『黒翼の一族』。
 2つの一族は互いの血で染め抜く事で歴史を綴ってきたが、数世紀前、両族の間で和平が結ばれた。そして現在、二種族の人間は大きなわだかまりは残しながらもそれを隠しながら、互いに互いを支え合う新たな歴史を綴り続けている。
 その新たなる歴史の中で二種族の人間の混血が生まれる事は、ある意味で必死だった。混血児とは言っても、普通どちらかの血が優勢的に働く事で黒か白の翼を持って産まれ落ちる。しかし、ごく稀にそうで無い者も生まれる事があった。それが、白と黒の翼を持つ双翼の「忌み子(Loathsome)」と、白と黒の翼を持たぬ無翼の「棄て子(Abandoned)」。
 2つの種族の橋渡しとなるはずであった双翼の子と無翼の子――。しかし、その両者は皮肉にも、黒翼の一族からも白翼の一族からも迫害を受ける子としての宿命を負う事となった。
 忌み子は、「聖術」と「科学」の恩恵を受けるが故に白翼からも黒翼からも嫉まれ、疎まれ、2つの種族から迫害をされ続けた。棄て子は、「聖術」と「科学」の恩恵を受けられぬが故に白翼からも黒翼からも侮られ、蔑まれ、2つの種族から迫害をされ続けた。
 結局、人は誰かを排斥する事で自分を区別しなければ、生きていけないのであろうか……?

性格設定等
 母は白翼の一族、父は黒翼の一族の出であったが、アルムは両親から愛を知らない。両親はともに娘のアルムを敬遠し続け、腫れ物を触るように扱ってきたから。その扱いが一般的な「親と子」の関係では無いと薄々に感じていたが、それでも彼女は両親を好きになり、両親からの愛を受けたいと願っていた。
 しかし9歳になっとある冬の日。彼女に弟が生まれた。あろう事か、その子は無翼の棄て子だった。
 両親は狂乱し、弟を殺そうとする。その様を見たアルムは、ついに悟った。「ここには、双翼と子と無翼の子供は要らないんだ」と。
 両親からまだ名前さえ与えてもらえていない弟を奪うと、彼女はそのまま家を出た。弟には彼女が名前を与えた。祝福の願いを込めたブレス=オ=ローゼルの名前を与えた。
 まぁ、その後色々とあり、それでも子供なりに無事命を永らえた(どうやってかは考えてない)。現在は双翼も顔も全部をすっぽりと隠すダブついた長衣を被っていても違和感の無い「占い師」を生業にしながら各地を転々としている。
 世間から忌み嫌われて生きてきた所為で、非常に排他的な性格をしている。しかし、弟のブレスにだけはいつも甘い。
 聖術と科学に長け、喧嘩百般得意科目。

備考
 ただ「羽根娘を描きたい」と言う衝動に駆られて描いたキャラクター。チェーン・サークレットに引っ掛かってるモノアイに何か意味があるか不明。何か手が淡く燐光を灯ったように描いてみたのだが、どうだろう?ちなみに、その燐光も何か不明。恐らく「聖術」かと思われる。
 世界設定、まだまだ未定です。「聖術」「科学」が一体どんな物かは一切不明。気が向いたら名前が変わっているかも(笑)。それぞれから「恩恵を受ける」「恩恵を受けない」のが一体どう言った状態なのかも一切合財全部不明。
 魔銃『Re-anti Contrary』も、どう言った物か不明。意味は「否定して(re-)対抗して(anti-)反抗する(contrary)」の、中途半端な英語の素養を誤用した造語。
 因みに弟君、設定では物凄く情けない。アルムは結構喧嘩に(素手でもそれ以外でも)強いのだが、ブレスはからっきし。はっきり言って足手まとい。血の繋がりが無かったら、アルムも恐らく見向きもしないだろう。そんな二人を通した姉弟愛をテーマに何かお話作りたいなと思う今日この頃。

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