最初に

用語集

ここで紹介する用語は公式用語ではありません.この先の説明をしやすくする為に今ここで作られた造語であり,一般的な言葉をPitch car用に書き換えたものとなります.

@打番(daban)

駒を弾きいて走らせる手番の事.打番は最初に任意の手段(ジャンケンなり,年齢順なり,殴り合いなり)で順番を決定し,その順番通りに駒を弾きます.
もし何かしらの理由で(殆どの場合は勘違い)打番の順番を間違えた場合は,コース上の状況はそのままにして「抜かされた人の打番→抜かした人の打番は無し→次の人の打番」として進行〜修正してきます.
例)A→B→C→D→A→...... の順番で進めていたが,途中でCがBより先に打ってしまった場合,
    A→C(順番抜かし)→(コース上の状況はそのまま)B→D→A→B→C→D→A...... と打番順を修正します.

A打番手(dabansyu)

打番のプレイヤー.

B打場(daba)

駒を弾いた場所(=ある打番で打番手の駒が置いてある場所).打番手は打場をちゃんと確認してから駒を弾きましょう.

C打駒(dagoma)

打番手によって打ち出された駒.

D自手駒(jisyugoma)

自分の駒.打駒とほぼ同義だが,打駒は基本的に「弾き出す直前〜停止直後」の間の状態を指し,自手駒は全状態下での自分の駒の事を表す.
※あまり細かく気にしなくても良いです.単に次の「他手駒」の対になる言葉が欲しかっただけです.

E他手駒(tasyugoma)

他プレイヤーの駒.

F周回

コース作成者の意図した正規ルート方向にスタートライン上を通過した場合(*1)に+1加算される.
逆に,コース作成者の意図した正規ルートと逆方向からスタートライン上を通過した場合は,−1減算される(「『−1減算』って事は,マイナスの減算だからプラス1だな」のような言葉遊びは禁じます).
単純化すれば,「スタートラインを正規方向から通過すれば+1周」「スタートラインを逆方向から通過すれば−1周」と考えればOKです.
※詳細は下図参照
但し,レース開始直後(0周目)のスタートラインは無いものとする(レース開始時は全員スタートラインより後ろから開始するため).
同様の考え方で,0周目でスタートラインより後ろへ戻された場合もスタートラインは無いものとして考えます.
(*1)道上を普通に通過した場合のみならず,ジャンプ台等で空中から通過した場合等も含む
周回

Gコースアウト

道から駒が落ちる事.道に乗っていても,駒が床と接触しているとコースアウトしたものと見做されます.
基本的には前章の "道" で紹介した黒い板(*2)が道だが,コース作成者の意図で「ここは道」と定義された箇所も道として扱う.但し,その場合はコース作成者がレース開始前に周知徹底する事.
(*2)交差点用の緩い登坂部品と茶色の板や,陸橋作成用の茶色い部品も含む.高架作成用の発泡スチロールは基本的には道ではなく床として扱う(コース作成者の意図を優先する)
コースアウト コースアウトじゃない



<以下はV2レギュレーションで出てくる用語です>

Hスタートラインに近い方

特別な注記が無い場合を除き,コース作成者が意図した正規ルートの進行方向とは逆向きに辿って行き,スタートラインに近い方を指す.物理的な距離では無い.
スタートラインに近い方@ スタートラインに近い方A

I"道" の後方

1枚の "道" でスタートラインに近い方の境界線上を指す.

J駒戻し(koma modoshi)

コースアウトした,もしくはさせられた場合に発生する.
駒戻しが発生した場合は,コース作成者の意図した正規ルートを逆順に追ってコースを逆走して,打場の "道" の後方に駒を置きます.
駒戻しされた駒は,「真上からコースを俯瞰した時に,駒が道の境界線上に一部分でも乗っている」「且つガードレールある場合はガードレールより内側である(*3)」を満たしていれば好きな位置に配置できます.
ガードレールが無い場合は駒を半分だけ道に乗せて置くなどの手段が取れます(有る場合でもガードレールの逆サイドには同様の置き方が可能).
打場が道の境界線上にある場合,戻す境界線の道はプレイヤーの有利な方を選択可能です(敢えて後ろに戻した方が有利な場面は割と多いです).
複数の駒で同時に駒戻しが発生した場合は,打番手が最初に駒を置き,その後は打番が近い順番に駒を置いていきます.他プレイヤーの駒で境界線上が全て埋まってしまった場合は,まぁよしなにみんなで決めましょう.
駒戻しは上記の通り「コース作成者の意図した正規ルートを逆順に追ってコースを逆走」している想定なので,その際にスタートラインを逆向きに通過した場合は周回数が減算されます.
(*3)一部「ガードレールの内側ってどっちやねん」と言う道も存在しますが,その場合はコース作成者に確認するか,参加者全員で決めてください.
駒戻し
※禁則事項※
理論上は以下のような凶悪な駒戻しも可能だが,そこらへんはまぁ紳士的に行きましょう.『粗にして野だが卑に非ず』がV2レギュレーションのコンセプトなので.

但し,以下のように普通に周回した結果コースアウトした場合は諦めて駒戻ししましょう.

Kショートカット

近道.コース作成者が意図しない(もしくは意図的に用意した)ルートを使って駒を進める事.
上級者向けコースになる程,ショートカットを如何に妨害するか(逆に用意するか)がコース作成者の醍醐味であり,如何に無謀なショートカットを成功させるかがプレイヤーの醍醐味になる.

L逆走

打駒の結果,駒がスタートラインに近い方へと進んでしまう事.意図的にスタートラインに近い方へ向けて駒を打ち出す逆走は禁止(駒戻しの禁則事項にも使われるため).
しかし,ショートカットしようとして逆にスタートラインに近い方の道に乗ったり,高架から落下してしまうなどはある.



以上,用語説明でした.

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