Frame ON

ETERNAL ARCADIA
  評価点:20点  メーカー:OVERWORKS  ハード:Dreamcast  ジャンル:RPG
   初めに一言だけ言います。駄作です。クリアーしたわけではないですけどね。俺がこの作品を駄作と決定付けた理由を挙げますと……。
1.戦闘の流れが悪い。技(魔法)などに無駄に演出して時間を使い、クセその技(魔法)が役に立たない。しかも、敵のパワーバランスが悪い。敵が弱過ぎて張り合いが無く、そのクセにエンカウント率が高い。戦闘が苛立ち要素としてしか働かない。
2.ストーリー展開がダラダラとし過ぎていて、飽きる。そのクセ、「先を知りたい」と思わせる要素に乏しい(←俺の小説も偉そうな事は言えない)。
 そんな理由で、DISK2の途中で、プレイするのが苦痛になってきて、断念。自腹切って買った家庭用ゲームを途中で投げ出すのも久し振りだ。

GUILTY GEAR X
  評価点:50点  メーカー:サミー  ハード:Dreamcast  ジャンル:2D格闘アクション
   ん〜。面白いんですケドね。家庭用としてゲームを楽しむのは難しいですかね。ゲーセンで不特定多数の人と対戦する事で、その面白さが際立つ、と言ったタイプの面白さでしょうか?家で一人でやっていても、イライラとしてくる。けれど、美麗なグラフィックや、流れの良い戦闘は、格闘ゲームとしてはレベルが高いです。
_/_/_/_/_/ キャラクターランキング _/_/_/_/_/
1.蔵土縁紗夢 連続技と"我羨惚(がせんこつ)"がサイコー。
2.チップ   トリッキーでスピーディーな戦闘スタイルがサイコー。
3.ファウスト 俺の研究室の先輩曰く、「アルル・ナジャだ」らしい。う〜〜む……。
4.ジョニー  カッコ良過ぎ。西部劇調のスタイルに居合斬りは反則的だ。「快賊」と言う設定もGOOD!!

GRANDIA XTREME
  評価点:65点  メーカー:エニックス  ハード:Play Station 2  ジャンル:RPG
   ストーリーとしてのRPGはかなり駄目でした。要約しようと思えば出来ますよ?初めに主人公・エヴァンがノーチス軍に拉致されて軍行動に強制参加させれる。後に仲間と合流し、火水土風の4つの精霊暴走を停める。で、続いて毒遺跡・闇遺跡・光遺跡の探索後、クァン・リーの復活。クァン・リーの目論み「全人類の意志を一つにして、世界に平和をもたらす」を阻止。以上です。(正確にはこの後、クァン・リーの心の欠片を集めるって言うイベントもありますが、これは一応ボーナスイベントなんで)
 結局プレイ総時間は最後のボーナスイベント含めて90時間弱掛かりましたが、これは「ストーリーが深く、厚い」からでは無く、単純に「ダンジョンが長いから」に他なりません。何しろ、ダンジョン数が結局10にも満たない数しかなかったのですから。しかも、最後の混沌の回廊なんて、地下100階まで根性入れて制覇した後、結局ボスモンスター出てこないでやんの。拍子抜け。
 キャラクターもストーリーがもっと深ければ魅力が増したんでしょうけど、最後までキャラクターの視点から見たストーリーが少なかったんで、味が出てきませんでした。大体、エヴァンがしきりに言っていた「クロイツの『許せない過去』」って何だ?!最後までそれに関して触れられていなかったぞ?!気になって気になってしようがない。何て言うのか、「語られないまま消化不良で黙殺された」部分が多過ぎて多過ぎて、もうもやもやし過ぎます。あ、でも、ルティナとディーネ少尉はお気に入り。ディーネは序盤しか出番無かったけど、物凄く一生懸命だったから。ルティナは、もうあのテのキャラがツボなだけ(笑)。
 と、これだけ不満タラタラなわりに一応及第点なのは、そのストーリーをある程度無視しても、戦闘が面白かったから。常に緊張しながら敵と攻撃を交えつつ、IPゲージを考慮した「通常攻撃」か「クリティカル」かの微妙の駆け引き、マナエッグの合成、スキルブックの装備など、かなりの戦略性を要する戦闘です。けどまぁ、最近のゲームの傾向的に、ラストのラストでは、装備が強力過ぎてゴリ押し出来るようになっちゃうんですけど。まぁ、それはそれで今度は「いかにしてノーダメージで敵を殲滅するか」と言う方向性で戦闘を楽しみました。Tales of Eterniaでは「RPGの真骨頂は『物語性』だ」とか豪語していたわりに何故か戦闘の方を評価しているのは……まぁ、あまり気にしないで下さい。
 まぁ、ストーリーを重視なさるのでしたら、あまりお勧めしません。が、戦闘を極めたいと言う方にはお勧めです。

SUMMON NIGHT 2
  評価点:70点  メーカー:バンプレスト  ハード:Play Station  ジャンル:ファンタジック・シミュレーションRPG
   機界ロレイラル、鬼界シルターン、霊界サプレス、獣界メイトルパ。リィンバウムに住まう人々は、それら四つの世界に住む召喚獣の力を「誓約」の名の下に借りうけて、その力を利用した。召喚獣を呼び出せる者達を、人は「召喚師」と呼ぶ。
 世間様一般で言われる「魔法」が「召喚術」に置き換わった、タクティクス・シミュレーション。パッケージには「ファンタジック〜」とか書いてあったから素直にジャンルにはそう明記しましたが、ファンタジックだろうとどうだろうと、ジャンル付けに関係無いと思うのだけど?必要なのは、シミュレーションRPGだけでしょう。無駄口叩きながら話を進めます。
 面白かったです。シンプルな操作性と、キャラクターごとの持ち味が活かされていて、育てて行くのが楽しかったです。召喚獣の所有数は各人ごとに決定されているので、誰にどの召喚獣を付ければ良いのか迷いながら試行錯誤したりね。基本的に「力押し」重視の俺にしては珍しく、小技を駆使してバトルを進めて行きました。ラスボス戦は、馬鹿みたいにレベル上げちまったモンで、完全にゴリ押しでしたけど(笑)。
 各話のエピソードも豊富で、RPGとしてもそれなりの楽しさをキープ。各話の最後に挿入された会話イベントも前作から踏襲。あれ、好きなんですよ。
 シミュレーションとRPGを同時に楽しめるとは言え、その分どちらも「もう一味欲しいな」と言う感は否めなかったかな?特にシミュレーションパートは、俺が元々シミュレーションをやらない人間なもんで、その道の方にとっては不服もあるかも……。
 とは言え、取り敢えずお勧めです。
_/_/_/_/_/ キャラクターランキング _/_/_/_/_/
1.ハサハ   主人公の守護獣。鬼界シルターンからの召喚された妖孤。何だか可愛い妹みたいで良いです。
2.レナード  ステイツ(USA!!)から召喚されたはぐれ召喚獣。拳銃ぶっ放すあたり、USAの問題刑事っぽくて良い。
3.ミミエット あんた……ドラゴンボール見過ぎ(笑)。メイトルパの召喚獣です。威力も強くて効果抜群!!
4.テテ    メイトルパの召喚ユニット。可愛いです。でも、今回は活躍しなかったな……育てるのが面倒臭くて……。

Tales of Eternia
  評価点:65点  メーカー:namco  ハード:Play Station  ジャンル:RPG
   これ、点数付けるの微妙でした。ストーリー性を重点に置くと俺的に50点でも良いくらい。でも、ゲーム性を重点に置くと80点くらいいきそう。で、どうしたもんか?と思い悩んだ挙句に、65点。理由は、RPGの真骨頂は「物語性」だと言う極めて私見による採点結果です。
 ストーリーは、どこにでも転がっていると言える程度の「世界を救う」ファンタジー。それでも、プレイ中は熱入れれます。ただ、クリアーしてから思い返すと、別にどうと言う事も無い普通のファンタジー。そんな感じですかね。あ、あと、エンディングもなんか中途半端で釈然としないモヤモヤを残してくれてイヤな感じでした。
 でも、ゲーム性は良かった(どれをもってしてゲーム性と言うかも問題ではありますが)。道中のザコキャラとの戦いも緊張感があり飽きさせず、ボスとは手詰まり直前までの苦戦。まァ、「ハード」モードで戦うと、敵さん問答無用で無限段とかやってきて「勝てるかコラァ!!」とかブチ切れた事もしばしばだったが(笑)。
 どっちにしても、物語を楽しみたいと言う方にはお勧めしませんが(勿論、感性の違いがありますから、「面白いわけが無い」と言う事は言いませんが。でも、俺には面白くなかった)。
_/_/_/_/_/ キャラクターランキング _/_/_/_/_/
1.ファラ   「うん。イケる、イケる」 この台詞は、妙に元気付けられて好きだった。
2.フォッグ  「おう」 慣れると妙に強かった。
3.メルディ  「バイバ!」 結局、何と言う意味だったんだ?感嘆符か?
4.セルシウス 氷の大晶霊。フリーズランサーが強いです。あと、気も強い。
5.シルフ   風の大晶霊。妙にチビっこくて可愛いです。

Final Fantasy IV
  評価点:50点  メーカー:SQUAR ENIX  ハード:NintendoDS  ジャンル:RPG
   かつてスーパーファミコンにて絶大な人気を誇った名作RPGのリメイク作品。いくつかの追加要素と追加シナリオを盛り込んで、満を持しての再リリース!!
 って所なんでしょうが、まぁ、正直微妙。いや、元々FF4FFシリーズ最高峰だと俺は思っているので、面白いは面白いのですが――まぁ、アレですかね。「飽きた」んでしょうね。
 まぁ、今更ストーリー性云々の話は無しにして、いくつか気になった点をあげつらうとしましょうか。

1.ハードの利点を活かしていない
 折角タッチパネルを保有しているハードを使っているんですから、折角だしそこらへんを使った追加要素が欲しかったですね。いや、ミニゲームにはそゆよな要素を盛り込んだモノもあったんですが、バトルとかに盛り込んで欲しかった。

2.追加シナリオが面白くなかった
 発売前の某ゲーム雑誌で「スーファミ版では容量の関係で大幅に減らしたゴルベーザ絡みのシナリオを、DS版ではふんだんに盛り込んで云々」って記事を読んで、物凄く楽しみにしてたんですが――なんか、取って付けたような面白味の無い回想シーンが増えていた程度だった。期待してただけに、あまりの肩透かしっぷりに凹みました。

3.デカントアビリティシステムが役に立たない
 シナリオから外れたパーティーメンバーの特殊能力を使用できる追加要素「デカントアビリティ」があまりにも使えない。そもそも、最終パーティーメンバ(セシル・カイン・ローザ・リディア・エッジ)は、絶妙なバランスを持っているパーティーで、コレ以上必要なアビリティは無いんですよ。勿論、そのバランスを打ち破るくらい使い易いアビリティが使えるようになるのなら別ですが。
 例えば、「ふたりがけ」とか「おもいだす」。物語序盤でランダムとは言え強力な魔法が使える事が魅力なこの能力ですが、物語終盤では好きな魔法を自分で取捨選択して使えるようになってしまえば、要りません。他に、「うたう」の能力も、セシル・カイン・エッジは大事なダメージ源だから暢気に歌わせておくのは勿体無いし、リディアも同様、ローザは唯一に近い回復役だからそんなヒマもない。他にも色々ありますが、ほぼそんな感じで使えないんですよね。意味ねぇよなぁ。

4.敵が強い
 まぁ、これに関しては賛否両論って所ですが。敵が強いって事は、それだけ緊張感あるバトルを楽しめるって事ですしね。だけど、道中のザコ敵に、それなりにレベル上げた(50とか、スーファミ版ならラスボス撃破可能なレベル)にも関わらず、道中のザコの全体攻撃2回で全滅とか、ありえんだろ。そこらへんは、もっとバランスを考えて欲しかった。

 まぁ、それでも、「スーファミの画面が3Dになっただけ」と割り切ってしまえば、普通に楽しめるタイトルではありましたね。そんな感じ。

【リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜
  評価点:70点  メーカー:ガスト  ハード:Play Station 2  ジャンル:RPG
   パッケージにはロールプレイングゲームと銘打たれていますが、正直RPGではないと思う。ま、それはどうでも良い事なんですが。
 ザールブルグの錬金術士シリーズ第三弾。マリー、エリーと続くのはリリーでした。俺の研究室内では「サリーだろ。錬金術士と魔法使いで似たようなもんだし」と言う噂が飛び交っていただけに残念だ。
 さて、内容。ある意味で「育成ゲーム」。それから派生した「作成ゲーム」と言った所か。錬金術に使う材料集めてひたすら調合して、依頼受けて死ぬ気で調合して……作業するだけのゲームが嫌いな人はプレイしないのが吉。そうで無い人でも、ハマれる人は死ぬ程はマリ、ハマれない人は一日で飽きるゲームです。因みに俺はハマれるタイプの人でした。
 ゲームの主軸は、錬金術によるアイテムの「生成」と、アイテム生成に使うアイテムの「採取」。それに主人公リリーを中心にした人間関係やRPG的要素を少々ながらに含んだイベントが繰り広げられる。ただ、他のRPGのように「ある一つのストーリーがあって、それを肉付けするようにミニイベントが散在する」のではなく、「各種ミニイベントが散在して、結果としてリリーの数年間が物語として語られる」と言った感じ。言うなれば我々の生活と同じで、一つ一つの小さなイベントがあって、往生迎える時に振り返るとそれが一つの物語であったと思えるような物――になれば良いな、俺の人生(諦)――。
 目指すはアイテムコンプリートとイベントコンプリート。そう言った「コンプリート趣向のゲーム」が好きな人は一度お試しあれ。
 ところで、イングリドはまだしも、ヘルミーナは変わり過ぎ。子供の頃は可愛かったのにねェ……(発言ヤバ!!)。

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