注意事項
 ここにある設定だけで全てと言うわけではありません。ここで決められている以外の設定に関しましては、リレー小説参加者各人の趣味・裁量によって自由に付け加えていって下さって結構です。また、作中にてつけ加えられる度、ちょくちょくと更新されますので御注意下さい。



基本設定
 神話の時代には、世界は四つに分かれていた。それらの世界はともに非干渉であり、自分達の世界以外に世界が存在する事さえ知りはしなかった。
 しかし、神々の時代の終焉の時、失墜の時代フォールダウン・エイジの到来を迎えた時、四つの世界は一つになった。
 北に精霊庭園エレメント・ガーデン、西に妖精王国アールヴ・ヘイム、南に獣住大陸ショウジュ・ダル、東に天神地あめのこうちが墜ちた(非干渉の「世界」であったのに「墜ちる」と言う表現が使われているのは謎である)。そして、その四つの大陸を隔てる中央大陸を、虹の架け橋ビフロストと呼び、この五大大陸が現在の世界である。
 四つの世界はそれぞれに「神」が存在し、神は自分に似せた「人間」を創った。そして神は人間に「加護」と呼ばれる御術を与えた。それが各大陸での共通した始まりの神話だった。
 現在、神なる存在はショウジュ・ダルを除いて存在していない。その理由は定かではなく「大陸の失墜から人間と大陸を守った為、力を使い果たした」とも「四つの大陸を狙う強大なる邪悪を封じる為にこの地を去った」とも言われる。勿論、真実は闇の彼方だ。



各大陸の設定

精霊庭園エレメント・ガーデン
 四柱の精霊神エレメンタル・ロードを中心とした世界。

<< 神 >>
 精霊神エレメンタル・ロードと呼ばれる四柱の存在。
 「魂と風を司る」エアリアが人間の魂を産み、「肉と地を司る」ガイアードが肉体を創り、「生と水を司る」アクアリテルが命を吹き込み、「死と火を司る」フリオマグラが死を与え、人間の鋳型を作った。その鋳型にそれぞれの神が加護を与える事で、四つの人間が作り出された。

<< 人間 >>
 四精人エレメンタラーと呼ばれる人間が4種類。風精人ウィンド・エレメンタラー土精人アース・エレメンタラー水精人ウォーター・エレメンタラー火精人ファイア・エレメンタラー
 四種の人間達の容貌は、地球上の人間と同じ。ただ、髪と瞳の色がそれぞれの種族ごとに完全に決まっている。ウィンド・エレメンタラーは髪も瞳も緑色、アース・エレメンタラーは同じく茶色、ウォーター・エレメンタラーは青色、ファイア・エレメンタラーは赤色と言う具合にだ(但し、色の深さには個人差がある)。
 種族ごとに目安となる性格分類は出来る(勿論、個人差があるので一概には決定できないのだが)。ウィンド・エレメンタラーは移り気、アース・エレメンタラーは頑固、ウォーター・エレメンタラーはしとやか、ファイア・エレメンタラーは活動的、と言った感じだ。

<< 加護 >>
 精霊術サイレント・スピリット
 四大の力を操作する力。殆どの場合が攻撃に使われるが、幾つかの防禦系術も存在する。基本的に「自然の力を操る術」であり、他の世界の加護のように、ある特定の術と言う物は存在しない。術者自身の力量と応用次第で、その能力は千変万化する(エルの場合、呼び出した炎を撃ち出したり剣にしたり、など)。
 弱い術者は術の発動に使用する力を近くに存在する精霊から借りる事になるが、熟達した術者は精霊を持ち物の中に連れ歩き、必要に応じてその力を引き出す。さらにレベルが高くなると、精霊召喚による術の行使さえ可能になる。呪文詠唱は必要無い。

<< 文明レベルなど >>
 自然を大切にする文化が築かれている。全ての自然現象には四大精霊の力が生きていると言われる。また、エレメンタラー達は精霊達と日常レベルでの交信が可能であり、天気の動向や食物の育成などの方法も、精霊との交信で培ってきた。



獣住大陸ショウジュ・ダル
 数多に生きる獣達の世界。

<< 神 >>
 獣神ショウシェンと呼ばれる獣の形を持つ存在。
 四高の獣神たる「山岳の護り神」霊亀リングイ、「平原の護り神」宝虎パオフー、「海原の護り神」源龍ユェヌロン、「天空の護り神」星鳳シンフェンを中心とした数多くの獣神達を長に、数多くの神が群居する。
 彼らはそれぞれの名にある獣と酷似した姿を持つが、高い神性が彼等の姿をただの獣とは明らかに異にする存在として際立たせている。
 現在、四大陸の中で神の存在を残す大陸は、この獣住大陸だけである。

<< 人間 >>
 獣神達が自身を模して創った第一位の知的生命が、獣人ショウレンと呼ばれる人間である。彼らは二足二手の姿に獣相を持つ為、他の三大陸の人間達から見ればかなり奇異なる存在であろう。
 獣人の一例としては、亀人グイレン虎人フーレン龍人ロンレン鳳人フェンレンがいる。他の獣神に従う獣人達は「獣の名」+「人」と呼ばれる。
 種族ごとの性格が結構大きく分かれる傾向にある。

<< 加護 >>
 喚獣術ファヌショウシュ
 自分より下位にある眷属獣との契約を結び、己が体を住み処として提供する事でその力を行使させる召喚術。その殆どが攻撃術で、その性質上、徒手空拳での闘いの最中に召喚を行ない、ダメージを倍加させる事がメインとなる(天虎の場合、右腕で殴ると同時に炎虎を召喚する、など)。
 術者の能力が高ければ高いだけ、飼い馴らせる眷属獣の種類は多くなる。また、契約には眷属獣を服従させる必要があり、その儀式は一般的に「戦闘」である。
 獣人以外の眷属獣も、自分より格下の眷属獣を喚獣術によって呼び出す事もある。
 呪文の詠唱を必要とするが、それは殆ど「呼び掛け」程度の役割でしか無く、言葉の抑揚や旋律は関係無い。

<< 文明レベルなど >>
 獣神を長に十数人〜百人弱の部族を作り、部族ごとに生活を行っている。食料の入手などは狩猟や採取などの原始的な方法を用いる事が多い(飼育・栽培なども行なってはいるが)。また他部族との交流もそれほど頻繁では無く、結果として「金銭」と言う感覚に欠落している。他の大陸に渡った獣人達は最初、貨幣と言う存在に戸惑う事が殆どだが、適応能力が高いらしくすぐに慣れる。
 衣服は男女ともに必要最低限の物しか着用していない。
 部族の役割分担等は完全に実力主義で、性別・年齢による差別は全く無い。それが故に、実力が劣る者に対する仕打ちはひどい。



妖精王国アールヴ・ヘイム
 混沌ケイオスから別れた光と闇によって二分された陣営が争う妖精の世界。

<< 神 >>
 イルブリーヒと呼ばれる、ケイオスから分化した2つの生命。光の分化生命は光り輝く6枚の翼を持つ「光翼の神」レルミア=ヒルエ、闇の分化生命は闇に呑み込む6枚の翼を持つ「闇翼の神」シェルヴァ。
 フォールダウン・エイジ以降、二つの人間達を統べるイルブリーヒは姿を消す事と成り、イルブリーヒ不在の時間が長くなったが、未だに二つの人間の間の確執は消える事無く、水と油のように混ざり合う事無く争いを続けている。

<< 人間 >>
 妖精アールヴと呼ばれる、2枚の翼を持つ人間。光の陣営のアールヴを光妖精リョース・アールヴ、闇の陣営のアールヴを闇妖精デック・アールブと呼ぶ。
 二つの種族の最たる身体的特徴が、背中に生える一対の羽根だろう。どちらも鳥の羽毛を持つ柔らかな羽根を持ち空を飛ぶ事が可能だが、リョース・アールヴの羽根は純白、デック・アールヴの羽根は漆黒の彩りを持っている。また、羽根は折り畳んで背中に収容できる(どう言うふうに収容するかは考えない事。冷静に考えると、かなり気色悪いから)。
 肌の色はリョース・アールヴが白く、デック・アールブは黒い。髪の色はリョース・アールヴが金か銀、デック・アールブは黒い。
 また、若いアールヴに性別の分化は無く、男性・女性どちらの特徴を持たない体をしている。アールヴ達はある年齢(16歳の前後。個体差が大きい)を以って性の分化を起こし、その時から漸く「成人」として認められる事となる。
 性格は、種族ごとに大別するとリョース・アールヴは「善」だが、デック・アールブは「悪」(善悪は、飽く迄も表現的に最も簡単だから採用した表現手段である)。リョース・アールヴの中にも「悪」に近い性格を持つ個体は存在するが、デック・アールヴで「善」に近い性格を持つ個体は存在された例が無い。また、どちらの種族も対外的には閉鎖的な風潮を持つ。
 二つの種族は神話の時代から抗争を繰り返し、決して相容れる事は無い。

<< 加護 >>
 宿身装術ゴヴァンノン
 要約すれば、ファンタジー御用達な魔法の武器・防具マジック・アイテムの類を、「紋章」と言う形で内在させる術。特に呪文の詠唱などは必要としていない。俺のHPにて連載中の「伝承・御剣」で登場する『聖剣』に近い術。アールヴ達の社会に存在する「巫女」と言う役の者が作っている。
 武器とは言ってもその種類は様々で、刀剣や鉾槍以外にも楯や鎧、果てにはジョカのように翼の形をしたゴヴァンノンも存在する。一人あたりが身に宿せるゴヴァンノンの数は限られており、普通は一つ、多くても二つだが、族長などの力の強い連中には、五つや六つのゴヴァンノンを宿す者もいる。

<< 文明レベルなど >>
 イルブリーヒ(現在はイルブリーヒ不在の為、代理であるリーグ)を頂点とした封建社会。アールヴ達は成人するまでの間に厳しい兵役を受け、成人後に戦士か巫女かに分かれて光と闇の闘いに参戦する。
 住処は他の三大陸とは異なり、巨木の上などの高い所に作られる(地位が高い程、住居も高くなる)。衣服はギリシャ神話の挿絵などに出てきそうな簡素な作りの物。
 基本的には物々交換で成り立つ社会であり、獣住大陸ショウジュ・ダル同様貨幣価値が稀薄である(貴族階級の一部で金貨などの高額貨幣が使用される)。



天神地あめのこうち
 唯一神によって統治される世界。

<< 神 >>
 唯一神天陽聖神あめのひじりかみ。天陽聖神は七日七晩の時を使って大地と天空を作り上げ、更に太陽や月や星を作った。その太陽に映った自分の影から人間を創り給うた。

<< 人間 >>
 天影人あめのかぐひと
 彼らが最も我々(日本人)と代わらぬ姿をしているだろう。神の影から創られたと言う伝説を裏付けるように、髪・瞳の色は汚れない漆黒。但し、肌の色は地方によって大きく異なる。天影人にとって「黒」は神聖なる神の色とされている。
 種族的な性格は、それこそ十人十色。「天影人だから」と言うふうな大別は出来ない。

<< 加護 >>
 天神紙触あめのかがみふれ
 特殊な儀式を施したまじない符を用いて神の加護を借り受ける術。他の神々の加護のように個人個人に与えられる物(固有技とでも言うべきか?)では無く、種族全体に与えられる物(体系技術とでも呼べるだろうか?)である。ファンタジー世界の「魔法」と言う形に最も近い。
 符は術の行使に最低でも一枚必要。術の難易度が高くなればなる程に符の必要枚数が増加するが、逆に言えば熟練度が上がれば、どれほど強力な術だろうと符一枚で行使可能になる(理論上は)。一般的に符三枚以下で行使出来る術を「習得した」とする。また、熟練度が足りなければ、何枚の符を使おうと、難易度の高い術を行使する事は出来ない。
 術の行使には滑らかな旋律を伴う呪文の詠唱が必要。基本的に呪文の詠唱は
《我れ 符に命銘せん 其が力 (長々と呪文が続く) 符の名乗りしは (術名)》
 となるのだが、最後の「符の名乗りしは ○○」の直前までで符に呪力を注入し、「符の名乗りしは ○○」の言葉で術の発動となる。注入した呪力は(術ごとに差があるが)暫らくの間溜めておく事が出来、必要な時に発動させる事が出来る。なので、防御系の術の場合は予め呪力注入を行なっておき、有事の際に「符の名乗りしは ○○」だけで術が発動出来るように準備している場合が殆どである。注入呪力は一定時間が過ぎれば消えてしまうが、普通、攻撃系術だと数秒から数分、防禦系術だと数日から数週間持つ。
 流派ごとに使用する加護に若干の差異や癖があるのが、特徴と言えば特徴。

<< 文明レベルなど >>
 武士道が生きていた時代の日本文化に近い。男子は外で敵を討ち、女子は内で家を護ると言う考え方が定着。「男だから」「女だから」で生き方を決められる世界。



虹の架け橋ビフロスト
 フォールダウン・エイジ以後、四つの大陸(世界)の橋渡しを果たした大陸。まだまだ空白地帯が多い。

<< 神 >>
 存在しない。もともとこの大陸が何の為に存在しているのかさえ謎のままだ。

<< 人間 >>
 特有の人間と言う物は存在しない。四大大陸から流れて来た人間達が生活をしている。

<< 加護 >>
 同上。各大陸の人間達が用いる術が混在する。

<< 文明レベルなど >>
 全ての大陸の文明が織り交ざった和洋折衷文明。大陸の中央に近付くほど、その無節操ぶりが発揮される。

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