ルビタグ生成ソフト RubyTagMaker
俺のHPのメインコンテンツを御覧下さっているお客様は、→が何を意味しているか知っておいでですか?そう、自作小説『伝承・御剣』の登場人物の姓名です。
今、この名前には誰が読んでも解かるように振り仮名が振ってあります。この振り仮名は一般に「ルビ」と呼ばれる物で、Internet Explorer 5.0 以上のversionでは、この「ルビ」を振る為の「ルビタグ」と呼ばれるタグが存在します。具体的にそのソースを記載しますと、
<RUBY>叢雲<RT>むらくも</RT></RUBY>
もしくは、ルビタグ未対応ブラウザの事を考慮して記述すると、
<RUBY>叢雲<RP>(</RP><RT>むらくも</RT><RP>)</RP></RUBY>
尚、ルビタグ未対応ブラウザ(例えば、Netscape Navigater)では、
って感じで見えます。ルビとして表示されるべき文字が「文字(ルビ)」と言うように、表示が変わりますね。但し『<RP>(</RP>』『<RP>)</RP>』を省略すると「文字ルビ」となります。
しかし、ちょっとここで考えてみて下さい。HPを手打ちで作成されている方にとって、この量を手打ちで入力するのは結構な手間です。でも、ルビタグは使いたいと言う方もいらっしゃる事でしょう。さて……頭の悩ませ所です。
その苦労を少しでも軽減しよう、そのコンセプトの基に作成されたソフトウェアが、この『RubyTagMaker ver.2』。まぁ、名前は安直でアレですが。このソフトさえあれば、この面倒臭いルビタグを、容易に獲得する事が出来るのです。
以下の注意事項は必読です。
諸注意等
1. 本ソフトウェアはVisual C++ 6.0で作成しました。
2. 本ソフトウェアを利用できる環境の確認は、Windows 98(Upgrade version)、Windows 2000でのみなされております。
それ以外の環境での動作は確認しておりません
(上記環境下での動作に関しても『保証しているわけではない』ので、悪しからず御了承下さい)
3. 本ソフトウェアを用いる事(及び、Downlordする事)によって生じた如何なる症状に対して、当方は一切の責任を負いません。
ご利用は各人の責任においてお願い致します。
4. データの二次配布は御自由に行なっていただいて構いません。
5. 御要望・バグなどが御座いましたら遠慮無く申し出て下さい。技量が追い付く限りにおいて、改善を善処します。
§ ご利用方法
本ソフトウェアの御利用方法を今から説明いたします。まず、下記のリンクから "03_ruby_ver2.ZIP" を Download して下さい。
1. 初めに
ZIP圧縮されたファイルを解凍されますと、
[RubyTagMaker]
>> Rtm.exe
>> rtm_200.dat
と言った構成のフォルダ及びファイルが生成されます。実行ファイルはRubyTagMakerフォルダ内のRtm.exeファイルになります。Rtm.exeを実行して問題無くソフトウェアが起動した場合は、「2. 作業画面の説明」へと進んでください。
Rtm.exeファイルを起動させたにも関わらず、
などのエラーが発生した場合、要求された.dllファイルを用意して下さい。これらのファイルはGoogle等の検索サイトで検索すれば、FreeでDownlordできるはずです。用意した.dllファイルは、Rtm.exeファイルと同階層のフォルダ内、若しくはCドライブのSystemフォルダの中に放り込んで下さい。これでRubyTagMakerが起動するはずです。
2. RubyTagMakerの使い方
右図がRubyTagMakerの作業画面です(但し、起動画面には赤字の数字や英字は描画されていません。御了承下さい)。
それでは、画面上部からエディタボックスとプッシュボタン、チェックボタンの説明を順に説明させていただきましょう。
2.1 メイン機能の説明
先ず、赤の数字から。
・[1] WORDエディダボックス <RUBY>WORD<RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
ルビを振られる文字を入力します。
・[2] RUBYエディタボックス <RUBY>WORD<RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
WORD文字に振りたいルビを入力します。
・[3] Create <RUBY> tagプッシュボタン
指定した<RUBY>タグを作成し、クリップボードに転送します。以後、各種ドキュメント作成ソフトウェアでペーストする事によって、作成したタグを張り付ける事ができます。
・[4] OPENエディアボックス <RUBY>WORD<RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
<RUBY>タグ未対応ブラウザに配慮した、RUBY文字括り用の開括弧を指定します。
・[5] CLOSEエディタボックス <RUBY>WORD<RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
<RUBY>タグ未対応ブラウザに配慮した、RUBY文字括り用の閉括弧を指定します。
・[6] FONTエディタボックス <RUBY><FONT face="FONT-FACE">WORD</FONT><RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
オプション機能です。WORD文字を装飾するフォントの指定ができます。Create <RUBY> tagプッシュボタンをプッシュするとクリアされます。
・[7] BOLDFACEチェックボックス <RUBY><B>WORD</B><RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
オプション機能です。WORD文字を太字に指定できます。チェックを入れる(TRUE)事で太字指定、チェックを外す(FALSE)事で太字指定解除を行ないます。Create <RUBY> tagプッシュボタンをプッシュするとクリアされます。
・[8] ITALICチェックボックス <RUBY><I>WORD</I><RP>OPEN</RP><RT>RUBY</RT><RP>CLOSE</RP></RUBY>
オプション機能です。WORD文字を斜体に指定できます。チェックを入れる(TRUE)事で斜体指定、チェックを外す(FALSE)事で斜体指定解除を行ないます。Create <RUBY> tagプッシュボタンをプッシュするとクリアされます。
2.2 メニューバー機能の説明
続いて、赤の英字について。
2.2.1 (A) 操作(P) メニュー
2.1で説明させて頂いた[4], [5], [6], [7], [8] の指定設定を行ないます。『操作(P)』をクリックしますと、右図――ってか、寧ろ上図――のようなプルダウンメニューが現れます。一つしか用意されていませんので、『括弧・フォントの設定 (S)』をクリックして下さい。
右図のようなFont Tag Propertyダイアログが表示されたと思われます(但し、起動画面には赤字の数字や英字は描画されていません。御了承下さい)。それでは、これらの説明に移りましょう。
・[a] OPEN_SETTINGエディタボックス
OPENエディタボックスに指定される開括弧を指定します。余談ですが、開括弧に限らず、「眠い」や「ふぁいやふぁいたぁ」と言った文字の指定も可能です(勿論、それが有用か否かは別問題ですが)。
・[b] CLOSE_SETTINGエディタボックス
CLOSEエディタボックスに指定される閉括弧を指定します。余談ですが、閉括弧に限らず、「気怠い」や「おおさまひめぶたこじき」と言った文字の指定も可能です(勿論、それが有用か否かは別問題ですが)。
・[c] FONT_SETTINGエディタボックス
WORD文字を修飾するFONTエディタボックスに指定されるフォントを指定します。余談ですが、フォントに限らず「蒸す」や「むらむらシューッ」と言った文字の指定も可能です(明らかに意味はありませんが)。
・[d] BOLDFACE_SETTINGチェックボックス
WORD文字修飾が太字であるか否か(TRUE/FALSE)を指定します。
・[e] ITALIC_SETTINGチェックボックス
WORD文字修飾が斜体あるか否か(TRUE/FALSE)を指定します。
・[f] OKプッシュボタン
[a], [b], [c], [d], [e]での設定をRtm.datファイルに保存してFont Tag Propertyダイアログを閉じます。
2.2.2 (B) フォント(F) メニュー
2.1で説明させて頂いた[6]及び[7], [8]の設定を行ないます。『フォント(F)』をクリックして頂きますと、右図のようなプルダウンメニューが現れます。以下でそれらの説明を行ないます。
・[g] 指定無し (N)
FONTエディタボックスへのフォント指定を行ないません。また、BOLDFACEチェックボックスにFALSE、ITALICチェックボックスにTRUEを指定します。
・[h] HG正楷書体-PRO/太字 (H)
FONTエディタボックスへ『HG正楷書体-PRO』をフォント指定します。また、BOLDFACEチェックボックスにTRUE、ITALICチェックボックスにFALSEを指定します。
・[i] Times New Roman/太字・斜体 (T)
FONTエディタボックスへ『Times New Roman』をフォント指定します。また、BOLDFACEチェックボックスにTRUE、ITALICチェックボックスにTRUEを指定します。
・[j] 指定したフォントを使用 (F)
FONTエディタボックスへFONT_SETTINGエディタボックスで設定したをフォントを指定します。また、BOLDFACEチェックボックス・ITALICチェックボックスへそれぞれBOLDFACE_SETTINGチェックボックス・ITALIC_SETTINGチェックボックスで設定したTRUE/FALSE指定を行ないます。
2.2.3 (B) 括弧(P) メニュー
2.1で説明させて頂いた[4], [5]の設定を行ないます。『括弧(P)』をクリックして頂きますと、右図のようなプルダウンメニューが現れます。以下でそれらの説明を行ないます。
・[k] ( ) 2byte-parenthesis (A)
全角ピアエン"(, )"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[l] ( ) 1byte-parenthesis (B)
半角ピアエン"(, )"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[m] [ ] 2byte-bracket (C)
全角ブラケット"[, ]"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[n] [ ] 1byte-bracket (D)
半角ブラケット"[, ]"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[o] { } 2byte-brace (E)
全角ブレイス"{, }"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[p] { } 1byte-brace (F)
半角ブレイス"{, }"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[q] < > 2byte-angle (G)
全角アングル"<, >"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[r] < > 1byte-angle (H)
半角アングル"<, >"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します(ブラウザが半角アングルをタグ文字として誤解しないように、各エディタボックス内には半角アングルを指定するLatin-1コード"&LT;", "&GT;"が指定されます。御了承下さい)。
・[s] 《 》 2byte-double_angle (I)
全角ダブルアングル"《, 》"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します。
・[u] << >> 1byte-double_angle (J)
半角ダブルアングル"<<, >>"をOPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスに指定します(ブラウザが半角アングルをタグ文字として誤解しないように、各エディタボックス内には半角アングルを指定するLatin-1コード"&LT;&LT;", "&GT;&GT;"が指定されます。御了承下さい)。
・[v] 指定した括弧を利用 (P)
OPENエディタボックス・CLOSEエディタボックスへOPEN_SETTINGエディタボックス・CLOSE_SETTINGエディタボックスで設定した開括弧・閉括弧を指定します。
2.3 メイン機能の補足
メインメニュー上で[Tab] key を押すと、『WORDエディタボックス』→『RUBYエディタボックス』→『Create <RUBY> Tagプッシュボタン』の順に移動します。これを利用して、わざわざマウスを動かす事無くキーボード入力だけでRUBYタグを生成できます。活用しましょう。
3. RubytagMaker情報
3.1 version遍歴
・2002/04/09 RubyTagMaker ver.1 を作成。
・2002/05/27 RubyTagMaker ver.2.00 を作成。インターフェースを大幅に改変。使い勝手がよくなっているハズ。
・2002/06/29 RubyTagMaker ver.2.01 を作成。16x16サイズアイコンを変更しました。微妙な変化。
3.2 今後のversion up 予定
・ショートカットキーを取り付けたい。現在のバージョンでは括弧・フォントの指定をマウスでクリックして(もしくは[Alt]+P や[Alt]+Fなどの方法で)プルダウンメニューを開く必要がありますが、ショートカットキーを用いる事でCtrl+Aだけなど、よりマウスレスな操作を可能にしたい。
3.3 小ネタ
フォント指定の所で、HG正楷書体-PROとTims New Romanフォントに太字・斜体設定がされているのは、作成者である九本麻有巣が、それぞれのフォントを使用する時に太字・斜体指定を行なっているからです。
3.4 御要望等御座いましたら...
ソフトウェアのバグや、ユーザさんからの機能向上など、要望が御座いましたら、当HPの掲示板かE-mailにて御連絡下さい。私の実力が許す限りにおいて、善処する所存です。