2000/11/25 Sat 第十一章完結
 まァ、無事第十一章も書き終わり、ホッと一息ついたって所ですかね。
尾羽張 磨夜「ヘェヘ。そうですか。そりゃ良ぉごさんしたね」
 何拗ねてんだ。良いじゃねェか、こうしてこの場を借りて出番貰ってんだから。
尾羽張磨夜「本編の方じゃ回想シーンですら出番貰ってないジャン」
 根深いなァ。まァ、根暗な 人間は放っておいて、微妙な所で裏話かどうか怪しい裏話、行ってみようか。
尾羽張 磨夜「どうせそこにだった、私は出てこないんでしょ。フンだ」
 当たり前だろううに……。ま、良いや。始めに、いつも通り異世界舞台設定の『聖剣』について。当時は、メインで出てくる『聖剣』は、主人公クラスの五つだけ。ライオットの雷を操る蛮刀バスタード・ソード雷轟剣ライオット・ブリンガー》、ウィンターの冷気を操る長剣ロング・ソード冷煌剣ノーザン・クロス》、名前忘れた女の光を撃ち出すクロスボウ光龍子弾フォトン・ドラゴン》。サザールの超極細鋼糸、「名前忘れた」。紗々の炎を操る棍、《炎終牙えんしゅうが》。この五つだった。
尾羽張 磨夜「日本語と英語のルビがバラバラじゃない。好い加減も良い所だわ」
 当時はそう言うのが好きだったの。んで、次のレジスタンス設定では、既に幾つ出てきたか忘れたけど、味方勢は《天叢雲剣》《八咫鏡》《八尺瓊勾玉》《佐土布都神》《天尾羽張》。こいつらは、今も主役格になって出て来てるから、説明ハショる。他にも、《鷹の衣翼》の元設定になった、コート型の『聖剣』「無銘」(無銘と言う名前ではなく、名前が無かった)。引き継ぎ出てきた《炎終牙》。ブーメラン型の《飛翼ひよく》。「無銘」の忍者刀。《ティルフング》。《エクスカリバー》。他にも、よく知られる『聖剣』とオリジナルの『聖剣』が幾つか。
尾羽張 磨夜「全部企画倒れのクセに」
 じゃかぁしぃ。ンで、敵方は鬼斬りの三振りの他に、ザコクラスがワンサといる予定だった。ちょっと書いた分に出てきたのは、闇の矢を放つ弓形の『聖剣』《込矢こみや》。雷振るう《陰電いんでん》。この二人だけだったけどね。
尾羽張 磨夜「……その二人……。アンタの高校時代のクラスメイトの名前じゃないの!!」
 あらまぁ。カンが鋭い。
尾羽張 磨夜「アンタが浅はかなのよ。このバカ」
 バカっつぅな。いいや、まぁ。取り敢えずこの辺で。
尾羽張 磨夜「ちゃんと私の出番も出しなさいよ」



2000/12/14 Mon 第十二章完結
 疲れたが、取り敢えず十二章をお届けできました。
海泥麒 麟「出来の方は、自分的ににはどうなの??」
 う〜ん。あまり芳しくない。もう少し待った方が良かったかな?とかも思いもした。
海泥麒 麟「じゃ、待てば良かったジャン」
 いや……あとで気に入らない所に修正加えて行けば良いか、とか思って、そのままアップしました。
海泥麒 麟「ま、良いケドね。んで、裏設定報告会は?」
 そうそう。今度は何を話そう?ネタが尽きた感があるなァ……。
海泥麒 麟「早いわね、アンタ……」
 と、言うわけで、ネタが出次第、このスペースを書き返るって形で、アップしたいと思います。もしも『ここが聞きたい!!』ってネタがあったら、遠慮無く言って下さい。
海泥麒 麟「……このスペースを見てる方がいるかどうかが、一番の問題だけどね」
 痛い所を……。



2001/01/02 Tue 第十三章完結
 新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。と、まァ、このスペースを見てくれるお方々に一言言っておきましょう。
叢雲 薙葉「……オレ、後書き(?)スペースの出場ペースが速いようだが?」
 ん。実は、こないだオマエに斬り殺された時の話題を、漸くばらせる時が来たんでな。丁度良いし、オマエさんに出張ってもらった。
叢雲 薙葉「作品が、この方向性に決まった理由、だったか?」
 その通り。
叢雲 薙葉「……言ってみろ。言っとくが、余計な脇道反れたら、瞬間で斬り殺すからな」
 (乱暴だなァ……)反れねェよ。今日は、話題それだけで終わらせるから。ンで、その理由だが、良い子のミンナは、『K.O.F』って知ってるかなァ?。
叢雲 薙葉「普通にやれ。殺すぞ。――例の、新日本企画者様のオールスター格闘ゲームだろ?」
 お、よく知ってるねェ。その通り。'99以来すっかり『ネスツ』編に突入してしまっているけど、'98までは『オロチ』編と言う一つの枠の中のストーリー展開だったんだよね。
叢雲 薙葉「そうだな。今さらっぽいけど、一応ネタバレになるからまだプレイしてない方々はこの先を読まない方が得策だと思います」
 忠告有り難う。で、その『K.O.F』なんですが、にわか日本神話ファンの俺としては、あのストーリー展開に疑問があったわけだよ。
叢雲 薙葉「ほう?どういった?」
 つ・ま・り。元々、草薙の剣って言うのは、オロチの一部だったわけだ。それなのに、その『オロチの一部』で、オロチその物が倒せるのか?と。勿論、『自分の右腕で自分を殴れば痛い』と言う事を考えれば、可能と考えるのもまた真ではあるだろうけどね。ケド、神話の中に綴られる因縁が、そんな簡単な物理的暴力的に解釈するのって、結構癪じゃない?俺だけかな?だから、そんなモヤモヤを打破するために、'96頃に、この話の基本コンセプトが完成したわけだ。
叢雲 薙葉(指折りに数えて)「四年前じゃないか。古すぎるぞ」
 そう言うな。その時はまだ大蛇の八つ首にも名前は無く、『蛇の輪廻』と言う括りもなく、伊真もいなかった。構成の中に存在したのは三神器の一族と、佐土布都、尾羽張。そして、単なる数合わせの海泥麒と水無月。
叢雲 薙葉「『蛇の輪廻』は、この物語りの中で欠かせない存在なんだよな……と言う事は、ストーリーその物も、随分と違っていたのか?」
 当たり〜〜。当初はあくまでも『大蛇に対して草薙が有効であるのは納得ができない』と言う、反抗的な気概からコンセプトを練っただけであって、キャラクター設定しか出来てなかったのね。そこに、もっと日本神話の骨組が欲しいなァと、色々な文献を漁っていくうちに、ああしたい、こうしたい、と言うふうな設定が練り上がっていき、伊真の登場、八つ首の命名、『蛇の輪廻』の設立に繋がって行ったわけだな。そうなるともう、次は『物語を書きたい』になってしまい、こうしてHPと言う場を借りて、物語りが終焉を迎えるのかどうか怪しいながらの出発に到った訳だ。
叢雲 薙葉「ほぉ、と言う事は、ラストまでの構想は練られているわけだな?」
 察しが良い人って好きさ。ただ、ラストに扱ぎ付けるまでの「大まかなストーリーを縫い紡いで行く構想力」と「臨場感を満たす表現力」と「情景にあった語彙力」が不足してるんだよね。自分自身でさえ納得できる作品が出来るとは約束できないのが現状だと言うのが悲しい。て言うか、俺にかけている「力」って、小説家にとって致命的な物ばかりだし。……お客様方がこの先、読んで時間を無駄にせずにいられるか、非常に疑問でスね(笑 & 汗)。
叢雲 薙葉「だったら、今この場で放棄したらどうだ?」
 冗談ポイね。折角趣味まっしぐらで始めたんだ。最期まで、自分自身のためだけにでも続けるつもりだよ。
叢雲 薙葉「……心がけだけは立派なこった」
 だけっつうな!!ったく。まぁ、そんなわけで、皆様、コレからもお願いしやすッス。
叢雲 薙葉「ちなみに、この先結構作者の日本神話に対する無理矢理なこじつけ的解釈が腐るほど出てくるけど、この馬鹿のする事だし、許してやって下さいね」
 その通りだけど、そう言う事は言うなァ!!!!。



2001/03/31 Tue 第十四章完結
 はう……やっと更新……長かった……。
八尺瓊 瓊輝「本気で、ですけどね。かれこれたっぷり三ヶ月。恐ろしい程の遅筆さぶりですね」
 はい、マジ御免なさい。返す言葉もありません。
八尺瓊 瓊輝「しかも、これ、結構中途半端な所で続きになってますよ?」
 うん。話自体は似たような場面として続いていくんだけどさ。話の流れ的に切れちゃうんだよね。だから、敢えてここで切った。ここで切らなかったら、多分また章が途中で二つに切れちゃいそうな分量だし。
八尺瓊 瓊輝「理由としてはそれっぽいですけどね。それよりも、お客様に何か言う事があったんじゃありませんか?」
 そうそう。お詫びを一つ。《天叢雲剣》についてです。
八尺瓊 瓊輝「聞いてあげましょう」
 う゛……。実は、ですね。天叢雲剣には幾つか別称があります。《草薙剣》《大蛇麁正》《都牟刈太刀》《草那芸》《韓錆》。ですがこの中に一つ、重大なミスがあったのです!!。
八尺瓊 瓊輝「……勿体ぶってないで早く言いなさい」
 勿体ぶってるんじゃない。言い難いんだ。……で、ですね。それは、《大蛇麁正》。
八尺瓊 瓊輝「……どうミスったと?」
 はい……実はこれ、《天尾羽張》の別称だったんです。そうと知らずにずっと《天叢雲剣》の別称だと思っていて……本当、混乱させて御免なさい!!。
八尺瓊 瓊輝「と、言う事です。『大蛇麁正って、天叢雲剣の別称だったっけ?』と思ったお客様。アナタは正しいですよ」
 はァ……本当、やっちまったって感じだ……。
八尺瓊 瓊輝「やっちゃった物は仕方が無いと言えば仕方が無いですね。取り敢えず、この作品では『大蛇麁正は天叢雲剣の別称である』と言う事にしておいて下さい。で、作者さん。最後にこの章の事一言二言言っちゃいなさい」
 ああ、そうそう。今回、会話が少なくって個人的に不満でした。戦闘シーンって、なんか無駄にダラダラ続くから嫌いなんだよね。
八尺瓊 瓊輝「だ、そうです。次回はもっと会話がある事を願いましょう。私も結構出番少なかったですし」
 ああ。期待しといて。



2002/02/21 Tue 第十五章完結
 あうやぁ。かれこれ、そうですねぇ。一年?いや、大丈夫。一年は経っていない。
佐土布都 建御「本気で、そう思ってるの?」
 いや、御免。思ってません。って、何を偉そうに。名前が黄色で読みにくいクセに。(註:後日修正)
佐土布都 建御「解かってたら、この色何とかしてよ?!何で僕がこんな色なの?!」
 いやね、黄色は見難いから今まで使わなかったんだけどさ。そろそろ使う色が無くなったもんで。諦めろ。
佐土布都 建御「諦められないよ!!」
 ホラ、よく言うじゃないの。残り物には福があれば良いなァって。
佐土布都 建御「微妙にかなりの割合で言わない」
 ま、良いや。今はそんな口論していても栓無き事。お客様方。長い長いスパンを明けての新作公開になりました。予想では長くても半年だと睨んでいたのですが……いやはや、予想を見事に裏切る形になって申し訳ない次第です。前回と同じく戦闘シーンが盛り沢山で。戦闘シーンって、俺程度の語彙力じゃ、どうしても言葉が重なってしまってあれよこれよと無駄な推敲を重ねてしまうわけですよ。結果、これだけのスパンが開く……。これだから戦闘シーンは嫌いだ(ブツブツ←まぁ、「程良く」なら好きなんですが)。
佐土布都 建御「はいはい、文句言わない。物語の関係上、これからも戦闘シーンがワンサとあるわけでしょう?」
 そうなんよね。はァ。どうにかして割愛していかなきゃな。
佐土布都 建御「それもまた小説書きとしての腕の見せ所」
 そう。
佐土布都 建御「ところで、次の更新は一体いつ頃?」
 そうだな。次の一話はちょっと閑話休題的な部分があるから、かなり早いと――思う。
佐土布都 建御「そこでやっぱり弱気なのね……」
 そう。因みに、次回は漸く『蛇の輪廻』の教主様、黄泉津氷雨(よもつ ひさめ)様の御登場です。ああ、漸く物語が進み始める……。
佐土布都 建御「《大雷邪巳》が随分と粘ったからね」
 応。予想では、大噛はもっと潔く散ってくれるはずだったのに。粘って粘ってついに十五話。他の連中もこれくらいネバられると、もう目も当てられない。
佐土布都 建御「まぁ、そこいらへんも全ては小説書きの腕の見せ所。頑張ってよ。序でに、僕の活躍の場面も」
 それは期待するな。
佐土布都 建御「ガ〜ン!!」



2002/04/06 Sat 第十六章完結
 まぁ、思ったよりも時間が掛かったけど、これはこれで。
八咫 伽模「宜しくないけどね」
 うん、まぁ、そうなんだけど。まぁまぁ気にせず。言い訳させてもらうと、修論終わって、暫らく遊び惚けていたから、小説書く暇なかったんだよ。
八咫 伽模「『遊び惚けていて』って言っている時点で、それはもう言い訳じゃぁ無いわね」
 それはそれ。さて、そんなこんなで、漸く登場「黄泉津 氷雨」。蛇の輪廻の頭首です。
八咫 伽模「彼が大ボス?」
 そう言うのは、「そうです」とも「違います」とも言えないだろう?
八咫 伽模「そう?」
 そう。ネタばれになっちゃうだろ?
八咫 伽模「言わせてもらうとさ、」
 言わなくって良いです。
八咫 伽模「この事だけに限らず」
 言うなっての。
八咫 伽模「展開、裏設定ともどもに含めて」
 言うなっつってんのが聞こえないのか?!
八咫 伽模「日本神話に精通してれば、かなりの部分が読めちゃうわよ?」
 ちったぁ黙れ!!
八咫 伽模「しかも、展開もまぁ、王道だし」
 お願いだからいじめないでよおおおぉぉぉぉ〜〜〜〜(泣)
八咫 伽模「しかも、悪い意味で王道ね」
 シクシク……。
八咫 伽模「ま、ダメ小説家だし」
 エッグエッグ。
八咫 伽模「しかも、それを逃げ道にしている衒いもあるし」
 ……。
(この後、暫らく八咫による筆者イジメが延々と続く......)



2002/09/11 Sat 第十七章完結
 お待たせしました十七話。そろそろ――ってワケではなく実際には第十話あたりから副題に無理が生じ始めています。これは『第二回副題総変更』も時間の問題か?!
伊真 沙梛「別に全部変えなくてもよろしいのでは?例えば、キリの良い十六話から変更するとか……」
 まぁ、そこらへんは追々考える事にしましょう。さて、十七話です。半年もスパンを開けてこの程度の分量・書込ってのも、正直自己嫌悪だね。
伊真 沙梛「しかも、今回わたくしの出番がありませんでしたし」
 第十八話ではあるから安心しろ。
伊真 沙梛「そうなんですか?」
 そう。第十八話は寧ろお前がいないとオチが付かない!
伊真 沙梛「……オチ付け役ですか……?」
 イヤだったら出番無くすが?
伊真 沙梛「いえ、充分です」
 今回の話は、『蛇の輪廻』に関する情報を小出しする為だけの部分だったんで、俺だけでは無く恐らくはお客様方も消化不良な感が否めなかったと思います。思いっきり反省しています。
伊真 沙梛「次回はそこらへんは大丈夫なんですか?」
 多分ね。とは言っても、次回も話自体は進まない予定ですが。暫しの横道逸れに、申し訳ありませんがもう少々御付き合い下さい。
伊真 沙梛「それよりも、第十八話の掲載予定日は?」
 ん〜。微妙です。
伊真 沙梛「微妙です、じゃないでしょうに……」



2012/06/04 Mon 第十八章完結
 フハハハハ。既に誰も読んで無いだろう。知ってるぞ。つーワケで、約10年振りの更新です!
香奈「じゅーねんも経ったらワタシ達ももう大人だよ?」
香奈&太郎&美奈穂&紫樹「ね〜♪」
 ……十年振りの後書きがよりにもよってお前らかよ……どうなってんだ……
太郎「そんな事言われても〜」
 まぁ、どっちにしても、お前ら相手じゃ何かこう、実のある話も出来ないだろうしなぁ。
美奈穂「じゃぁさ、次はいつ更新できるか宣言すれば?」
 俺は、出来ない約束はしない男だ!!
紫樹「僕知ってる。こう言うの、アレでしょ?『ダメ人間』って言うんでしょう?」
 何  故  知  っ  て  る  !!
to be continued...

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