Frame ON

【ルー・ラヴァーダ】 るーらばーだ
分類:ケルト神話
 Lugh Lamhfhata。ケルトにおける全知にして全能の神で、ルーの名にはとか輝く者などの意味があった。また、ラヴァーダは名ではなく称号のようなもので、長き腕の意味を持つ。つまり、彼は長き腕のルーと呼ばれるわけだ。
 彼のラヴァーダの称号の秘密は、秘宝である魔槍「ブリューナク(Brionac貫く者)」にあった。実際、ブリューナクは魔槍と呼ばれるも、その実はスリング(原始的な投石道具。紐の真ん中に包みを付けて、そこに石などを詰め、思い切り回して遠心力で加速したそれをぶつける、と言った道具)用の弾丸だった。しかし、ブリューナクは意思を持ち、常に獲物を求めて飢えていた。一度ルーの手により放たれると熱を伴う白光を放ち、稲妻の如く戦場を駆け巡り、次々に敵を打ち貫いていった。そして、再度ルーの手にへと帰ってきた。ブリューナクの放つ白光によって、ルーの腕はまるで伸びる様にして見えた為、彼は戦場において無敵の戦力に対する敬意と、叶わぬ闘神への畏怖を持って、長き腕のルーと呼ばれるに到ったわけだ。


Return to Top-page    Return to Dictionary-Index