2004/05/01(SAT) - 2004/05/02(SUN)
神話の国 出雲

目的地は地蔵岬。Yahoo地図情報より拝借  Golden Weekも半ば5月初めの事。M.H & Y.Sにプラス俺、毎度お馴染みのメンバーで、男3人の御気楽極楽の旅路を征かん。目標はあっても目的の無い今回の旅、目標は鳥取県の最北端に位置する出っ張りです。と思っていたらアレアレ?目的地の地蔵岬は実は島根県?こいつぁおぃちゃん一本取られたな。取り返さにゃぁなりません(何を?)。ってワケでして、2004/05/0121:00、四日市の我が家を後に旅立ちました。
 さて、常のようにM.H家近くのKサークル・ケーM.Hを拾う。時刻は21:30前。そのまま鈴鹿に出向いてY.Sを拾うと、家宝のボコボコマーチを乗り捨てて、Y.S's car(以下:車)に乗り換えです。そろそろMy carで長距離旅行するのは恐怖です。スピード出したら空中分解するような勢いだからなァ……。
 とまれ、Y.Sの運転で目指しますは地蔵岬。R1をひた走り、信楽しがらきの誘惑(過去の旅で、信楽を迷走した記憶が残っているようだ)を振り切って、京都付近でR9に御鞍替え。その間俺は後部座席でグースカ眠る。途中のコンビニでM.Hdriver changeしていましたが、寝惚けていたので何時頃に何処ら辺で交代したのか確認できず。
 更に走ると時間も進み、空が白ける少し前、時間にすれば日付も変わった04:00頃。鳥取県内の見知らぬ街で、見付けて停まったKサークル・ケー。確か、鳥取砂丘を越えてすぐくらいの場所だったとは思うけどなぁ……少なくても皆生かいけまでは届いていなかった――はず。
日本海側の海岸線。闇に紛れて見辛いナリよ  そのコンビニ前の通りを挟んだすぐそこには、闇夜に続く海岸線。薄茶色の砂浜、潮の匂い、細波の囁きが心地好いです。右の画像は問題の砂浜から撮った波。まだ日も昇らない時刻なだけに、殆ど見えません。不注意に近付くと、波に靴を取られてしまうので注意が必要でした。いや、俺はそんなドジは踏みませんでしたよ?同行者二人も同じくそんなドジは踏みませんでした。但し、別なドジは踏みましたが。具体的にどんなドジかと言いますと、砂浜に向かうにはちょっとした生垣を越えなきゃならなかったんですよ。そこで目測見誤って転倒、ってドジです。
現場検証  状況としてどんなモンだったかと言いますと、右図を見てください。簡単なポンチ絵なんで、色々と正確な図ではありませんが、要するに、生垣が邪魔で手前の方が大きく凹んでいる事に気付かなかったんですね。で、調子ぶっこいて映画や漫画みたいに飛び越えたら、見事にその罠に嵌まった、と、そんな塩梅です。
 は?俺ですか?俺はM.Hが転倒したのを見て慎重に飛び越えましたから大丈夫でしたよ?
 まぁ、そんな細かいアクシデントもありながら、driverを俺に交代して、米子よなご目指してR9をひた走ります。俺の運転中、M.HY.Sは睡眠に突入。一人寂しく運転でした。
 で、その後特に大過無く日が昇り、米子到着。R431に曲がる標識が見付からず、殆ど勘で曲がったわりにはちゃんとR431に乗っていたと言う、方向感覚皆無の俺にとっては正に奇跡ミラクルな出来事はありましたが、どうにかこうにか目的地方向へ向かえていました。
 そして、境港で弓ヶ浜を右手に臨みながら北上しつつ、途中のコンビニでY.Sと運転交代。鳥取県から島根県を結ぶ境水道大橋を写真に収めたかったんで……。時間は05:00少し前。日も昇り、朝の光が目に痛いです。
境水道大橋。後部座席から……  コンビニから走る事10[min]程。見えてきました境水道大橋。正直な所、瀬戸大橋や鳴門大橋に較べると、天と地の差があります、月とスッポン程も違います、As different as night and day。まぁ、較べる対象が日本有数の大橋ですから、仕方ないと言えば仕方ないですけどね……。
 因みに、右図が、境水道大橋。後部座席からフロントガラス越しに撮ったんで、橋の情景を更にショボくしているのは御愛嬌――って事で赦す事(命令)。
 境水道大橋を降りてすぐ、R431から左手に伸びるローカル道路を道為りに直進。早朝からそこかしこに見掛ける釣り人の多さに驚きながら、到着致しますは地蔵岬。時間はこの時05:50。予想を大幅に早めた到着と相成りました。
 さ、何はともあれ、8時間掛けて到着した地蔵岬。ここに一体何があったかと申しますと――な〜〜んにもありません。あるのは空と海と風と鳥と岩と岬と鳥居と植物と釣り人くらい。あれ?結構沢山ある?いや、無いよな。
 ウダウダ言わずに、撮ってきた写真を見て下さい。それが一番手っ取り早い。

基本は看板 1
I find my way to JIZO Cape!!
まぁ、証拠写真は重要なんで。
地蔵岬からの日の出を拝みたかったですが、
日の出の時間も時期も逃してしまいました。
うみゅ〜〜。心残り。
基本は看板 2
この地図よりもうちょい左の方に
境水道大橋があります。
基本は看板 3
何か書いてあります。
興味無いんで
読んでませんけどね……
朝の光と灯台と 頼りになるのは 朝の光
美保之碕灯台。
入ってません。
興味notihng
そのチャリはどこのメーカーですか? もしかして自作……?
美保之碕灯台前の小高い丘で
物見遊山のサイクリストか
新聞配達のアルバイターか。
前者だろうな、きっと。
応用すると岩看板
美保之碕神社。
鳥居脇に設えられた岩に刻まれる。
鳥居
美保之碕神社の鳥居。
鳥居中央から4km先の小島を「沖之御前」
眼下に横たわる島を「地之御前」といい、
共にゑびすの魚釣りの島として伝えられている
らしい。
応用すると柱看板
だ、そうです。
初めからゴミしなければ良い。
って、ああ!捨てないで〜〜!!
俺はゴミじゃな〜〜い!!
海の見える世界
美保之碕神社の奥からも臨める保崎。
アレが噂の「地之御前」かしらん?
細波の見える世界
群青色の海、白褐色の波。
荒々しき海鳴りの音が
益荒男ますらお達の魂に火を付ける
海しか見えない世界
木立の合間から
薄橙色の朝日に濡れる
眼下に見えるは岩場 Fishermanにとっては絶好の餌場です
波猛る岩場へ向かってLet's go down!!
足場も軽く水濡れているので
滑り易くてチョイ危険。
心遣いの荒縄が助かります
因みに、写真左上に居座るのはY.Sです。
クリフハンガー
遥かなる高みを目指してLet's crime!!
じゃない。crimeしてどうする。
Let's climb!!でした。
Insectivorous Plant
……靫葛ウツボカズラ
こんな所に生息しているとも思えないんで
多分違うでしょうけどね
一枚の絵画としても良さそうじゃありません?
朝日と波間。
こう言う幻想的な絵面、好きです
沢山撮ったんで見てやって下さい
No comment
ってワケで、二枚目。
特にコメントもタイトルも無し。
燃ゆる太陽
厚く暗い雲の奥で
燦然と強く輝く太陽
恵みの力は直向ひたむきなまでにただ、つよ
太陽と空と海と雲と波と植物
薄灰色の空に一際の金色
その者青き衣をまといて
金色の野に降りたつべし
失われた大地との絆を結び
ついに人々を清浄の地にみちびかん
「金色」しか共通項ありませんが。
第七の天使がラッパをうんたらかんたら
な〜〜んか、John Revelation
何となくですが……
ヨットはプラモ(嘘)
舟が作り物めたいのは気のせいか?
右上からの太陽の照射が
絶対善者としての神の降臨みたい
最近の漫画では、「絶対善」は
主人公と敵対します
M.H一匹海の男
で、波間で佇むM.H
……携帯でも打ってんのかなァ?
因みに、M.Hは自前のカメラを忘れたらしい
東映春の漫画祭り
東映!
ヤマザキ春のパン祭り
東映!!
(↑コメント考えるの面倒臭い……)
じっくり腰を据えて、な
荒波の音さえ穏やかに
寄る年波には勝てずとも
海の波音にゃ負けぇせんて
言う程年食ってそうにも見えませんが。
ぴ〜ひょろろ〜 ちんたんぽん
海鳥!
カモメか?
もしかして、タカ?(あり得ない)
メガ眼鏡
つわもの共が夢の跡
いや、単に俺の眼鏡なんですが。

 とまぁ、こんな感じでした。波のざわめきと鳥の鳴き声、涼風の囁きと朝日の恵みは気持ち良かったです。何だかんだで、自然を愛でる心は忘れていないようです。良かたい良かたい。
 美保之碕神社裏の獣道から海に臨む岩場に降りました。体力ズブの素人目には中々の勾配があって、命綱が無ければ日和ひよって降りなかったかもしれません。足場も濡れてましたしね。
 降りてみると、まぁ見間違う事無く岩場です。東尋坊に較べれば何て言う見所も無い岩場でしたけどね。ただ、そんな辺鄙な場所ってのが釣り人達には人気の秘密なのでしょうか?重装備の釣り人が十人弱散らばっていました。どうでも良いけど、クーラーボックスやら椅子やら持ってあの崖を降りて来たのですか、貴方達は?俺達は1往復しただけで体力の限界を感じたのに……。駄目だ、肉体年齢50 over逝ってるな。
 とまれ、予定では10:00頃到着だったんで、予想以上に暇を持て余す事になりました。こんな事なら麻雀セット一式持って来て、その場で半荘始めれば良かったと本気で後悔しつつも、今後の予定を計画。
   1.水木しげるロード観光 → M.H & Y.S からの反対意見を受けて却下。Damn it!
   2.鳥取砂丘Let's Go!!
   3.どこかの温泉でゆっくりして行く
   4.出雲大社Go Ahead!!
   5.このまま帰って旅行最短記録を更新する
夫婦岩。どっちが夫でどっちが妻?  さて、どうしたモンか?相談の結果、出雲大社へ行く事に決定。地図で見た感じ、結構通そうに見えたんで、帰りは少し遅くなるかな?と予想を立てて、M.Hdrivingで出立しました。途中、誰が一体考えたのか不明ですが、どこにでも見掛ける夫婦岩を撮っておきました。ちなみに、三重県は度会郡にも夫婦岩があります。生意気にもホームページまで作っています。……でけぇ岩とちびぃ岩が並んでるだけで、どうして夫婦だよ……と愚痴ってもいても仕方が無いのですけどね(苦笑)。
境水道大橋  で、夫婦岩を過ぎれば、往路で利用した境水道大橋も見えてきます。下から見上げると中々良い感じの景観じゃぁありません?まぁ、それでもやはり「微妙」感は否めませんけどね……。
 さて、そのまま境水道大橋に乗り込んで、大根島を通って出雲大社へ向かいます。大根島は、この長文日記の最初でお見せした地図の中央付近、八束に属する島で、中海の中央に位置します。
 大根島に渡る前で、水木しげるロードを通りました。俺立っての希望だったんで、軽く通りました。
 正直幻滅です。期待していたのに……。あれじゃ四日市の商店街の街並みと変わらないじゃん。その街並みに水木しげるキャラがちらほらと散らばっているだけじゃん。畜生!騙された!!
水木しげるロードから外れた場所で見かけた港の倉庫  それでも写真だけは撮ってしまう罠。
 そのまま俺のナビゲーションと言う明らかにミスキャストな役割分担で出雲大社へ向かいました。本当なら大根島で朝食にする予定だったんですが、食い物屋探しているうちに、20分程度で島を過ぎてしまったんで何も食べれませんでした(涙)。
 で、島根県松江市は宍道湖しんじこを左手に臨みながらひた進み、途中でM.Hに睡魔が襲ったため、俺にdriver change。大過無くそのまま出雲大社へ到着。到着時間は08:50でした。
 連休中の観光地の割りには人では少なかったですね。出雲大社の駐車場に車を停めて、向かいの蕎麦屋「蕎麦何処 八雲」で出雲蕎麦と洒落込みました。
 割り子蕎麦五段重ね。を注文して食べました。下はその結果。

割り子蕎麦 0 割り子蕎麦 1 割り子蕎麦 2 割り子蕎麦 3 割り子蕎麦 4 割り子蕎麦 5

 味の方は、俺の好みに合っていました。M.HY.Sはどうにも微妙な事を言っていたんで、世間様一般の口には合わないのかもしれませんけど。ただ気になるのは、蕎麦麺の太さがバラバラで、しかも幾つか切れてない蕎麦とかがあった事か。まぁ、切り方で変化する味を感知できるほど、俺の舌の感度は良く無いので気になりませんでしたけどね。
 そしていざ行かん出雲大社。結果は下の写真群参照のこと。

出雲大社石柱の図
出雲大社の社前。
石柱に刻まれるは大国主大神の御座の銘
出雲大社の鳥居の図
取り敢えず、鳥居
今回の旅行で鳥居2つ目Get you!!
中央で目立つ二人がM.H(左)とY.S(右)
手水舎ちょうずや
御手水おちょうずのお上手な作法は、
1.右手で柄杓を持って水を汲み、左手を清める
2.左手で柄杓を持って水を汲み、右手を清める
3.右手に柄杓を持って水を汲み、左掌に水を受ける
4.受けた水で口の中を清める
です。勉強になりましたか?
本殿?
え〜〜。……神社。
本殿かなぁ?俺は知りません。
取りも敢えずも、でけぇ注連縄しめなわが印象的
本殿?
右上の本殿(?)を横から見た図
近所の萎びた神社の本殿とはケタが違います。
三桁くらい
超巨大注連縄
上の注連縄。
兎に角でかいです。
作ったヤツぁ何考えて作ったんでしょうねぇ?
『一休さんの頓知トンチ』じゃ無いんですから……
誰が初めに始めたんだろうなぁ?謎が謎を呼ぶような呼ばないような
注連縄を下から見た図。
何か小銭が挟まってるんですけど……
何?注連縄に小銭が挟まると
願いが叶うの?ジンクス?
御神楽少女探偵団。最新作はエロゲー
奉納神代神楽。
上手い具合に日程が重なったようですが、
正直如何でも良い。
食ってやるのがせめてもの供養です
境内の雀
良いモン食ってんのかなぁ?
ブクブク太っちまって……
境内に居る雀とっ捕まえて
全部焼鳥にしちまえ!
右から順に、『御玉串800円』『家内安全/諸願成就木札700円』『壮気健全御守800円』『えんむすび御守800円』『交通安全御守700円』『厄除御守800円』『開運御守800円』『学業御守800円』『安産御守800円』『長寿御守800円』『干支絵馬800円』
ここぞとばかりに荒稼ぎだ!
御神籤おみくじ一回50円は良心的?
後姿がQト(嘘)
境内を練り歩く神主様
後ろでハンドビデオ構えてる人は
知らない人です。
書いてある事。
      『天は必ず、正義に与(くみ)し、神は、必ず、至誠に感ず』
      『本年は、万事不如意勝ちにして、志望は、横合いより妨げありて達せず、労して、効少きの年なれば、自暴自棄に陥り易し。深く慎みて、業務に精励せば、後幸福を得るの道開くべし、常に信仰を怠るべからず』
      『判断:
        通信 遅く頼りあり
        土木 凶
        結婚 見合すべし
        病気 長引く
        移転 凶
        失物 出る
        売買 利あらず
        方位 南吉
        旅行 延期せよ』
御神籤結果。
……凶ですか?
最近麻雀に勝てないのは運が悪いからですか?
アホかと言いたくなりますな。コレだけあると
モサッとして気持ち悪い……
皆して御神籤結びすぎ!
火ぃ着けて燃やしたろうか……
ブラック・サンダー・ボルトおおおおぉぉぉぉ!!(キャプテン・キッド)
境内のお土産物やさんにて。
……キュアブラック?

 神社恒例、お賽銭による祈願成就の神頼み!因みに、お賽銭は元々「祈願が成就したお礼に報じる銭貨(更に基を辿れば、お金では無く珍しい物、大切な物だった)」の事を言うので、「願いを聞いてもらう為に払う金」ではありません。更に雑学、賽の字は「報い奉る」の意であり、神仏から授かった御利益に対してお金を供えることです。
 はい「1へぇ」くらいのトリビアは以上にして、この時財布の中の小銭を数える――「500円玉×1」。M.Hに借りようかと思ったけど「500円玉使えば良いだろ」と言われたので、お賽銭箱に500円玉ポ〜〜ン。豪気な俺はエライですか?
 因みに、祈願の内容は



   麻雀で勝てますように
     麻雀で勝てますように
       麻雀で勝てますように
         麻雀で勝てますように
            麻雀で勝てますように
             麻雀で勝てますように
               麻雀で勝てますように
                 麻雀で勝てますように
                   麻雀で勝てますように
                     麻雀で勝てますように
                       麻雀で勝てますように
                         麻雀で勝てますように
                           麻雀で勝てますように
                             麻雀で勝てますように
                               麻雀で勝てますように
                                 麻雀で勝てますように
                                   麻雀で勝てますように
                                     麻雀で勝てますように
                                       麻雀で勝てますように
                                         麻雀で勝てますように
                                           麻雀で勝てますように
                                             麻雀で勝てますように
                                               麻雀で勝てますように
                                                 麻雀で勝てますように




 もっと続けようと思ったけどウザいんでヤメます。でもまぁ、500円分の代価を払えと言わんばかりに、1分丸々祈ってみました。叶うとは毛ほども思ってませんが。
 で、続いて引いた御神籤は見事に凶でした。神様、あなたはそんなに俺の事がキライデスカ?
Life Guard犬  そんな縁起の悪い籤は、さっさとモサッとした木に縛り上げて、土産物屋さんへ。まぁ、母親に饅頭を適当に見繕っておきました。で、右図は、土産物屋前で見掛けたLIFE GUARD犬。LIFE GUARDが関係あるのかどうかは知りませんが。
 とまれ、M.H & Y.Sの土産物見繕いも終わったタイミングを見計らって、帰途に付く事と相成ります。車掌は僕だ、運転手はY.Sだ。
 出雲大社からR431に乗り、そのまま南下してR9へ。どうもその途中で睡魔に襲われたようで、記憶がありません(苦笑)。気付いた時にはコンビニ前で、「多分 安来市かな?」くらいしか見当が付きませんでした。
 そのコンビニで道中の食料を買い揃え、俺とY.Sは車に乗り込むも、M.Hが中々戻って来ない。「何してんだアイツ?」ってな話をしていると、漸うM.Hが乗り込んで来る。乗り込んでくると同時に

  「ぃやったぁ!!」

 と大喝采。「?」と思いながら事情を聞くと、どうもM.Hお気に入りの銘柄の煙草を発見したらしい。その銘柄がLUCK STRINKE ultra light。更に聞くと、最近(2004/05/01現在)生産が中止されたらしく、三重県内では最早発掘する事ができなかったらしい。そのLUCK STRINKE ultra lightをそのコンビニで見付けて、残り全てを買い占めたらしい。全部で10箱強あったかな?流石はM.H、御神籤で良運の籤を引き当てただけの事はある。
 そんなM.Hの強運を尻目に発車。安来I.Cで山陰道高速道路に乗り込む。が、ここでもまた俺は寝る。
 起きるとまだ山陰道高速道路。しかも米子西I.Cにすら到着していない。――渋滞に巻き込まれたらしい。亀の如く速さでしか進まない高速道路に見切りをつけて、米子西I.Cで高速を下りる。右手に山陰道高速道路を臨みながらマイナー県道をひた走る。目指すは米子I.C
 高速道路よりも下道の方が早い早い。途中、M.Hが調子ぶっこき過ぎて、道無き道を突っ走り、田圃の畦道突っ切って、迷子になったりしましたが、それはそれで御愛嬌。どうにかこうにか米子自動車道に乗り込めました。
 米子I.Cからは高速は良い塩梅で空いていたので、快調に走り出します。その辺りでY.Sも睡魔に襲われ出したので、すぐに俺を運転手交代。テキトーなS.Aから俺の運転。
 走っていると、蟲が怖いです。たまに「プチッ!」って言う軽快な音が鳴ったかと思うと窓硝子に濁った液体が張り付いていて気持ち悪いです。一度、「プチチチチチチチチ!!」って言うマシンガンのように軽快な破裂音が鳴り響いて、窓硝子を正視できないくらい気色悪い状態にしてくれました。ウォッシャー液があるって、車って素敵だな、って思いました。
 で、数時間走り続けて、中国自動車道を抜ける直前、名塩S.AM.Hと運転交代。ついでにガソリン補給とフロントガラスの掃除をしてもらって、いざ出発。
 ここでまた軽く迷子。俺のナビゲートミスで、M.Hが吹田JCTで乗り換えミスします。仕方無いから茨木I.Cで高速を下りて、吹田I.Cに向かいます。が、土地勘の無さが祟って渋滞に巻き込まれたりしました。
 それでもどうにかこうにか天理まで高速伝って到着。R25で目指せ我らが三重県を!
 と思ったらまた渋滞に嵌まる。関の辺りからかなり混んでいたみたいです。
 しかし、渋滞を嫌ったM.Hは、見知らぬ土地で見知らぬ県道に踊り出ました。俺には出来ない芸当です。その後、ヤツが持つ帰巣本能めいた方向感覚で、なんだかんだと言いながら、知らぬ間に鈴鹿まで辿り着いていました。すげぇ……。方向音痴の俺だったら、間違い無く東京とか神戸とか逝ってるな。尚、時刻は18:00前でした。
 まぁ、旅行そのものはそこで終わりなんですが、幾つか補記。
 Y.S邸到着前に夕食済ませておいて、到着後そのまま麻雀突入。ここ最近、めっきり勝てなくなっていた俺が、久し振り――それこそ半年ぶり以上――に一人勝ちで快勝!!果たしてこれは、500円お賽銭の効果か?!真実は闇に埋もれたままに……。
 で、麻雀終了後、車を俺の(正確には母親名義ですが)に乗り換えて、四日市を目指します。
 四日市でM.Hを降ろして、俺も大過無く自宅到着。時間は――00:00ちょっと前。麻雀してた時間があったんで、24時間からはちょっと足が出ましたが、まぁ、概ねいつもの24 hours travelとなりました。ちゃんちゃん。


 これでもう、好い加減西日本は大概制覇したんじゃないだろうか?次の旅行で目的地と定めるべくは、東日本か?しかし、東日本は24時間で行って帰って来れる場所に、目印にし易い場所(岬とか灯台とか、端っこの方)があまり無いからなァ……。ま、次の旅行の時に、またテキトーに決めりゃ良っか。明日は明日の風が吹くってね。 以上!

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