2003/05/02(FRI)
静岡県――伊豆半島とFUJIYAMA

 北は石川県は禄剛崎、東は新潟県は直江津港、西は山口県は下関。他にも鳥取砂丘(鳥取県)や経ヶ岬(京都府)、阿波踊り(徳島県)。自動車で旅する事ができる場所として今まで行った所はそんな所。あと行っていない場所と言えば、意外に遠い三重県最南端は熊野市か、単純に東の方面と、北東方面。今回は一先ず東の方面を攻めてみようと計画されて、いざ出発せんとす静岡県は伊豆半島――その最南端 "石廊崎いろうざき"。今回はその旅の日記を、時系列ごとに追いながらお話したいと思います。

 同行者Y.Sが自動車で俺とM.Hを拾っていざ出陣の伊豆旅行。出発前に定めたルートは以下の通り。
  1.三重県は四日市市から国道23号線に乗って名古屋を目指してひたすら北上。
  2.名古屋を越えてさらに国道23号線に沿って東へGo!!
  3.愛知県豊橋市で国道1号線に乗り換えていざ東を目指せ。
  4.国道1号線で海岸線を臨みながらひた走り、静岡県沼津市(三島市?)で国道136号線に乗り換えて南下開始。
  5.国道136号線に乗って駿河湾を望みながらひたすら南下し、目的地たる南伊豆町へいざ進め。
 です。いつもの俺達の旅行ならば、必ずどこかでエラい迷走を果たしてしまいます。迷走の原因としては、まぁ大体以下の事項が挙げられます。
    a.俺が道を間違える。
    b.俺がナビを間違える。
 とまれ、今回の旅行はどうだったのでしょうか?まぁ、それも追い追い語りながらお話を始めたいと思います。

三河湾沿い豊川バイパス入り口直後のガソリンスタンド。助かりました!!  旅の始まりは2003/05/02 02:00。旅の始まりの運転手スターティング・ドライバーY.S。国道23号線に乗ってひた走る。特に大過無い――面白みの無い――スタート。
 途中04:00頃、ガス欠寸前まで追い込まれると言う微笑ましいハプニングはありましたが、そこは何とかかんとか切り抜けました。右図を参照していただければいいのですが、三河湾沿い豊川バイパスに入ってすぐのガソリンスタンドで、空っぽ間近のタンクを一杯に詰めてもらいました。ってか、バイパスでガス欠したどうするつもりだったんだろう?俺達は。
 ドライバーはその間にM.Hに変更。ちんたら走って静岡県へ到着。05:30から小一時間ほど俺も運転して、06:30にダウン。後部座席で仮眠を取ったY.Sにドライバーを再度変更して俺はそのまま夢の世界へLet's Go。気付いた時には07:30頃。静岡市→沼津と越えて、知らぬ間に伊豆半島へ到着。そこは噂の道の駅 "天城越えあまぎごえ" です。
道の駅 『天城越え』 何かで有名だったような記憶が……
道の駅 "天城越え" の看板
何かで有名じゃなかったですかね?
演歌だったか何だったか……
まぁ、気にした所で詮無い事ではありますが
天城越えの中のお店 子供なの?お母さんなの? 多分お母さん

竹の子かあさんの店。
子供なのか母親なのかに微妙に判断が迷った
『天城越え』からの風景 綺麗でしょ?
"天城越え" からの風景
絶景かな絶景かな?
曇り空が生憎だった
地図案内の看板――あれ?ルート変更?

ルートがあれ?
まぁ、世の中にはこのような名言があります
『予定は未定であって決定では無い』

 "天城越え" は別に目的では無かったです。では、何故に "天城越え"?とか言いますと、Y.S曰く
「海岸線を走っているはずが山の中を走っていた」
 らしいです。端的に言えば道を間違えた、と。まぁ、俺達の旅ではよくある話だし、案内地図看板を見てる限り、別に遠回りしているわけでもなさそうなので、これはこれでアリと言う事で、問題無く "石廊崎" を目指す事にします。
 ただ、このルートミスが、思わぬ収穫となりました。案内地図看板をよく見ると、"天城越え" のすぐ南に『ループ橋』なるものが?何だろうかと思いながら南下して行きますと、
ループ橋 その1 ループ橋 その2 ループ橋 その3 ループ橋 その4
ループ橋 その5 ループ橋 その6 ループ橋 その7 ループ橋 その8
 橋がループしていました。ちょっとびっくりしました。遠心力が掛かって面白かったです。こう言う場所を自転車で走り降りたら、きっと爽快なんだろうなァって、そんな想像に馳せていました。途中から動画に撮ったんですが、ミニカー用の立体建造物の玩具みたいでおもしろかったです。
 で、さらにチンタラ走ります。途中の風景は以下参照。
謎
廃港?
何でしょうね?
(↑ンなモン撮るな、載せるな)
黒船

ペリー襲来?!
看板
看板
みなと橋は通れません
通りませんからご心配には及びません
税務署

税務署
だから何?
知らないってのね
 ああ、物を投げないで下さい。碌なモン撮ってなくて申し訳御座いません。許して、容赦して(涙)。
 さて。反省した振りしておけばお客様も満足でしょう(←いつか刺される)。そんなこんなで山道切り抜け、海岸線沿いに走る国道136号線に乗り換えます。そしてとうとう到着伊豆半島は最南端 "石廊崎"!! やった!ついに伊豆半島を制覇しました!!いや、「その程度で『制覇』とか言うな!!」って突っ込まれると、聞き流すか無視するか聞き流すか無視するくらいしか手立ては無いんですけどね。俺の中ではもう『制覇』です。
 で、その "石廊崎" での記念写真の数々をご覧下さい。
すたちゅー
役の行者の像
役小角の事?
見た目気持ち悪い
黒猫

宅急便の回し者
不適な面構えで睨み返してきました
腰掛け
跳び箱の前に置いてある踏み台?
と思いきや、坂道に設けられた腰掛です
本当は水平になるように調整されているのです
俺が微妙な角度で撮った為
踏み台チックになりました
看板

自然は大切に
その心は大切だけど
こう言う看板は自然の景観を台無しにすると思う
こんな看板を立てなければならないような
日本人のポイ棄て習慣が一番の問題だろうな
狛犬です
あれー シーサー やいびーみ?
あれー シーサー あいびらん
(訳:あれはシーサーですか?
   あれはシーサーではありません)
曇り空の下の大海原

うう〜〜
海原の美しさも
曇り空で台無しです
雄大なる自然の美しさを打ち崩すのもまた
偉大なる大自然とは皮肉ですな
山
広がる緑
広がる灰色
山の稜線に沿って飛ぶは鳥
UFOじゃありません
海

呑み込まれそうな海と波
引きづり込むその力は
魅力か魔力か引力か
絶壁
断崖絶壁
穏やかにも見えます
澄んだ海の水

海が澄んでいるのが解かります
どことなく東尋坊
The South end of IZU
伊豆の最南端
岩と海と空しか無いなぁ……
(↑情緒無し)
えん×むす

何故か縁結びの社
何だキサマ!
俺に喧嘩売ってんのか?!
どうせ彼女いない歴を着々と更新しているさ!!
ウルトラ警備隊に連絡だ!!
最南端で見かけた面白い岩
怪獣っぽくない?
命名・イズゴン
(↑ネーミングセンスゼロ)
船の帆柱

船の帆柱
だから何と言うわけでもなく
犬は乗せないで下さい
引き篭もり
岩場に引き篭もるY.S
ヒッキー……か?
微妙だ
運輸省

石には何故か『運輸省』の文字
何故?
 まぁ、こんなモン。大体「空」と「海」と「岩」しかありませんでした。まぁ、絶景は絶景でしたけどね。
 他には何も無かったのか?と問われると、まぁ、何も無かったわけでは正直御座いません。ジャングルパークとか言う怪しげな庭園があったんですが、カセットテープで流した原住民の叫び声がショボさを物語っていたんで見ない振りをしましたし。チューチュートレインとか言う乗り物もあったんですが、乗るのは恥かしかったんで乗りませんでした。そのチューチュートレインですが、写真は撮ったんで、それくらいは載せたいと思います。
チューチュートレイン 先頭 チューチュートレイン 真ん中 チューチュートレイン 後ろ と、それを追いかけるM.H
 チューチュートレインを追い掛けるM.Hが妙に笑えます(笑)。この後、近くの土産屋に入った所、店の女将さんに捕まって「乗り物には追い付けなかったね」と突っ込まれる微笑ましい一場面もありました。いつもながらM.Hは美味しい所を持っていきおる。

 で、目的の一つも達成したので、第二目的地へ。え?第二目的地はどこか、ですか?言ってませんでしたね、そう言えば。お食事処 弥次喜多やじきたって言うお店です。滅茶苦茶デカいエビフライを出してくれるらしく、研究室の先輩に「写真を撮ってきて」と頼まれたので。場所は、静岡県の沼津市です。
 で、本来ならば往路で使うつもりだったルートを使って北上開始。
 運転に疲れたM.Hが「寝るからお前代われ」と俺と運転チェンジ。走行一分後、うねり曲がった山道を俺が運転する事に恐怖したM.Hが、Y.Sに「お前が運転しろ」と泣き付く場面がありましたが、まぁそれはそれで御一興。俺の運転の腕前テクニックがどんな物か解かりましたか?気を付けましょう。いつか死にます(←お前が気を付けろ)。
 で、まぁ兎に角北上。途中、遠景に臨むFUJIYAMAに見惚れ、思わず遠景スポットにて車を停めちゃいました。以下、その景観ですけど――
浮かぶ富士1
■■■ 右下に薄っすらと浮かぶ霊峰・富士
■■■ 見えない
■■
浮かぶ富士2

中右に浮かぶ富士 ■■■
だから、見えない ■■
曇りは嫌いだ ■■■
浮かぶ富士3
■■■ 中央に薄っすらと浮かぶ富士
■ 何度も言うけど見えません
■■■
浮かぶ富士4

中上に浮かぶ富士 ■
もう以下略 ■■■
■■■
 肉眼ではよく見えたんですけど、デジカメには殆ど写らなかったご様子で。描く画像横の■と□は、画像を9分割した時に、どこらへんに富士が写っているかを示しています(□部分に移っています)。それでも解からない場合は、各□をクリックしてください。拡大写真とマーカーが表示されます。
 まぁ、俺のデジカメで撮った富士は「ダメ」って事ですね。
 で、小休止も終わりもいっちょ北上。14:00ちょい過ぎに、着きましたよ第二目的地 "お食事処 弥次喜多"。珍しく俺のナビで殆ど迷わずに到着しました。やるな、俺。
 で、到着後、早速注文。俺は兼ねてからの予定通り超特大海老フライ定食(\2,700)。M.Hは「今日くらいは」とお財布の紐を緩めて刺身定食(上)(\1,700)。Y.Sは普通にカニコロッケ定食(\900)。で、出てきました出てきました。豪華なお料理。はい、以下参照。
お食事処 弥次喜多
お食事処 弥次喜多
看板です
「お客さん。もう看板なんですけどねェ」
と言われた場合は素直に帰りましょう
お店に迷惑です
超特大エビフライ定食

注文の時「超特大大海老フライ定食」と注文したら
M.Hに「"大" が多いな」と突っ込まれた
因みに左下は大きさ比較用の10円玉と50円玉です
オーダー並べて1
注文品を並べてみました
定食なので全品に御々々漬け・御新香・銀舎利がつきます
味噌汁に蟹は贅沢です
オーダー並べて2

アングル変えてもう一枚
上の大皿はカニクリームコロッケ
右の角皿は刺身盛り合わせ(上)
下が大エビフライ2尾
兵共が夢の跡
食い終わり
量が多くて食べきれませんでした
俺が食い残すのは珍しいですね
海老の殻

脳味噌を抉られた海老
ところでこの海老は何海老?
伊勢海老では無いとツッコミ入れられました
どうせ俺は常識知らずですよ
 いやぁ、贅沢な品々でした。カニクリームコロッケには、カニの身が入っているのが解かったそうです。刺身は美味かったそうです。大エビフライは身がプリプリしていたそうです。大海老フライの身がプリプリしていたそうですって、俺が注文したんだから、聞きづて意見も変な話ですが、俺にはそこらへんの味を語る為の舌も言葉も持ち合わせていないんで。まぁ、美味しかったと言う部分に関しては取り敢えず満場一致です。いつものように俺は静かに「美味いな」と思っていただけですが(M.HY.Sしきりに「美味い」と言っていた。「黙れ」と思った)。
 まぁ、そんなこんなでどうにか旅の目的は全て果たしたので、あとは帰途に就くだけ。
 東名高速道路の沼津JCで高速に乗り換えて名古屋を目指す。途中、M.Hが運転に疲れたと俺とバトンタッチ。流石にストレートが多い高速で眠る事が恐怖になるような運転はしませんよ?M.Hはそのまま眠りに就き、Y.Sが睡眠不足からくる妙なテンションに入ります。運転中ずっと思っていたのが「黙れ」。五月蝿い五月蝿い、静かにしてくれ。
豊川JC前くらい。沈む太陽が一日を赤く染める  とか思いながらもどうにかこうにか愛知県に到着。ここらへんで良い感じに夕陽に出会う。青を赤く塗り替える夕陽は、やはり綺麗です。まぁ、沖縄のBeautiful Sunsetにはかないませんけどね。でも綺麗なんですよ。
 そして名古屋JCに到着。そのまま国道23号線に乗り換えるのが当初の予定だったんですが、面倒臭くなったんでそのまま東名阪自動車道に乗り換えて四日市東まで渋滞の無い楽な工程を楽しみました。
 で、そのまま我が家まで直帰――では無く、途中で本屋に寄っています。それでも家に就いたのは結局20:15くらい。伊豆半島最南端への旅程は、結局18時間でした。結構ハードなスケジュールだと思ったんですが、そうでもなかったのはきっと、3人で旅行したからでしょうね。2人旅行とは違って、旅程の最中に睡眠を充分に取れたましたから。うん。旅の道連れは多い方が良いです。よく言うでしょ?死ぬ時ゃ道連れ世は情けないって。言わない?(←言わない。断じて)
 帰着後、我が家で3人麻雀に突入したと言う追記を経て、伊豆半島への旅行日記は以上で終了させていただきます。お粗末さまでした。

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